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トロントの各界で活躍する著名人にインタビュー

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FROG PILOT
フロッグ・パイロット
ロックバンド
日本でも「英語の歌詞オンリー」のポリシーを貫き、オリジナリティ溢れるパワフルな音楽と抜群の演奏技術を武器にアルバムをリリース、全国ツアーもおこなってきた関西出身のロックグループ、『FROG PILOT』。

現在トロントで活動を続ける3人に、音楽という夢に賭ける熱い想いを語ってもらった。
冷えたビールが飲みたくなるような6月の暑い日、FROG PILOTの3人はクイーン・ウエストのとあるバーに現れた。彼らの佇まいは至ってカジュアル。そこには日本という自分たちの土俵を離れて、一からやっていくことへの気負いやプレッシャーは全く感じられない。
向かって左から哲、崇、竜次の順に、迷うことなく腰を掛けると、今の彼らを反映するかのように三人三様なその学生時代を語り始めた。

哲:俺はいじめとかに関わらないように息を潜めているタイプ(笑)。友達に命の大切さについて語ってた

竜次:僕は優等生でした…小学生までは。中学で音楽を始めてから成績が落ちた。日本では勉強とスポーツは重視されるけど、音楽ができても認められないし

哲:日本には「やりたい事をやろう」って言ってくれる先生が少ないから

崇:俺は中学時代、とっても悪い奴とよく一緒にいて、警察に「あいつどこ行った?」って聞かれるタイプだった。音楽始めてから落ち着きました。ロックで更正しました(笑)

今では全ての作曲を手がける崇に音楽の楽しさを教えたのは、兄の哲だったという。そしてその哲はというと、借金の肩代わりに友人からギターを譲り受けたのがきっかけで、それ程興味のなかった音楽に次第にのめり込んでいった。一方、元々音楽好きだったという竜次は、ドラムをやっていた父親の影響で、同じくドラムを始めた。

日本で順調にライヴ活動をおこなってきたFROG PILOT。2枚目のアルバム『A VERSE AGAINST…』発売後に、彼らに転機が訪れる。周囲に「大きく売れる」と期待されたこのアルバムが期待外れの結果に終わり、3人は日本での活動の展望を見失ってしまうのである。
しかしそんな状況下でも、良いものを創っているという彼らの自信が揺らぐことはなかった。「俺らのフォーマットで日本で売れようとしたら逆輸入しかない」と、3人は活動場所を海外に移すことを決意。だがもちろん、コネも基盤もない異国でのプロモーションは容易ではなかった。

竜次:初めは誰も相手にしてくれないし。ライヴを見たら認めてくれるけど、それまでに時間がかかる。今こっちに来てから1年ちょっと、手応えは「やっとここに来て」って感じ。

一緒にバンド活動を始めて3年、現在は同居中という彼らだが、全く個性の異なるお互いのことをどう思っているのか?

崇:兄貴(哲)は真面目で若干偏屈
竜次:結構パッと見の印象そのままだよね。冷静に音楽的な判断を下す
崇:曲がボツるとかも兄貴の判断
哲:崇は甘えん坊ちゃうかな
竜次:繊細やから
哲:ペットの「あばら」っていう犬が「病気で死ぬかもしれない」っていう時に、動物病院から帰って来ていきなり号泣したりとかね(笑)。あと、人前で自由な発想を披露できないたち。だから作曲も一人でしてる。あとはバンドのパフォーマンスの要。

崇:後藤君(竜次)は丸い。
哲:竜次はほんまにエエ人。俺は人付き合いあかんから、外のことも全部やってくれてる。

3人の間には快い距離感と信頼感が存在しており、「2人兄弟+他人1人」という編成が関係を難しくしている印象はない。

竜次:兄弟とバンドやるの大変でしょうって皆に言われるけど、そういう意識は全くない。2人が喧嘩しても、兄弟だから安心っていうのもあるし

同じように夢を持って海外に来ている人々に対する言葉を求めると、「俺らなんか」と躊躇しながらも、それぞれの熱い想いを語ってくれた。

哲:目的のある人なら、日本でもトロントでも大丈夫
崇:間違えても後ろ向きにならずに、やりたことがあるならそれに向かって、ないなら、それを見つけるために頑張って欲しい
竜次:やりたいことをやらなかったら意味ないよね

そんな彼ら自身が抱く夢とは?

哲:立派な先生になり、立派なCDをつくることです。
崇:俺はやっぱり、まずはバンドを成功させることですね。そのために来たから。
竜次:世界の土俵で、自分が見てきたバンドにどれだけ近づけるか挑戦したい。やりたい事は音楽だけだから活動の場を変えても、決して減速することなく走り続ける3人。
「現在新アルバム制作中」と語る彼らから、今後目が離せなくなりそうだ。

インタビュー/後藤美穂
井関 哲 Satoshi Iseki
(ヴォーカル・ギター・作詞担当)
1974年、兵庫県生まれ。大学経済学部中退後、廃棄物処理コンサルタントのバイトを経て日本語教師免許を取得。小学生に日本語を教える教師らしく、真面目で熱い男。英語が得意で、趣味は哲学書を読むこと。好きなバンド:Jimmy Eat World
井関 崇 Takashi Iseki
(ヴォーカル・ベース・作曲担当)
1979年、兵庫県生まれ。高校中退後、バイトの面接を受けては落ちる『精神修行』を経験。作曲を全て手掛ける他、激しいパフォーマンスでライヴを盛り上げる。エキセントリックさと繊細さを併せ持つ超個性派。好きなバンド:Super Chunk
後藤 竜次 Ryuji Goto
(ドラム担当)
1975年、愛知県生まれ。大学英文科卒業後、深夜のコンビニ店員などをしながら音楽を続ける。フロパイ随一の正統派。趣味はライヴ鑑賞やCDを聴くことで、生まれ変わっても音楽をやりたいという徹底した音楽好き。好きなバンド:NIRVANA

Live Information
●7月9日(金)21:00〜 $10
@Reverb(651 Queen St. W.)
●7月10日(土)21:00〜 $5
@The 360 Club(326 Queen St. W.)
●7月29日(金)21:00〜 $5
@Sneaky Dee's(431 College)

CD Information
A VERSE AGAINST... \2,300
全てのUS/UK Guitar Rockファンに捧ぐ、FROG PILOT 3rdアルバム。彼らが『好き放題やった』と言い切るこのアルバムでは、ひたすらパワフルなバックトラックに、思い切りポップなメロディを叫び散らす彼らのスタイルが堪能できる。捨て曲なしの必聴版!
問い合わせ:
frogpilot_mail@hotmail.com

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