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能は約600年の歴史を持つ、現存世界最古の舞台芸術。五穀豊穣を祈る民族芸能や田楽、物まね芸能の猿楽などが影響しあい、徐々に発展したもの。南北朝時代に大和猿楽の観阿弥が大成。能の謡や舞を担当するシテ方(主役)には観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流の5流派があり、演目、謡の言葉、謡の節、所作、演出、装束などに違いがある。金春流は5流派の中で最も古い歴史を持つ。
(金春流参照サイト:金春円満井会) |
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■Noh Mask 能 面
仮面劇である能では、全ての役が面をつけるのではなく、「シテ」と「ツレ(連れ、主役の従事)」と呼ばれる一部の役のみが面をつける。能面の種類は200以上、6系統に大別できるが、ここではそのうちの4系統から代表的な面を紹介。(参照サイト:www.iijnet.or.jp/NOH-KYOGEN/) |
翁系
「翁(おきな)」は能の中でも特別に祝言を述べ、神聖視された演目。翁面は、神が老人の姿で舞った(翁舞)姿を表しており、翁面をご神体とした神社もある。能面の中では最も発生が古いといわれている。
【翁面(おきなめん)】普通の能面にはない特異な形で、上下にわかれた口(切り顎)をひもでつなぎ、眉は丸い形をした白い房で飾られている。シテの面を白式の翁面(白式尉)といい、同じ形で黒い彩色が施されている三番三(三番叟)の面は、黒式の翁面(黒式尉)という。 |
男性系
王朝の物語に登場する男性の主人公や平家の公達の役に使われる。
【中尉(ちゅうじょう)】在原業平の顔を写して作られたと言われる面。平安初期の歌人眉が描かれており、眉間のしわには王朝貴族の憂愁が感じられる。悲劇の主人公として使用。 |
女性系
喜怒哀楽の表情をはっきりと出さず、中間的な表情で作られている。面を照らしたり(あおむける)曇らせたり(うつむける)することで喜びや悲しみの表情を出す。
【小面(こおもて)】女性面の代表的な面。「小」は可愛らしい、若くて美しいという意味。純真さを表すあどけない処女の顔を模していると言われている。 |
怨霊系
戦で無念の死を遂げた武将、自害などして、死後成仏できない亡者、嫉妬に狂う女性の表情などを表す。目は金色に塗られ、怪しさがある。
【般若(はんにゃ)】女の怨霊と悲しさを表現する面。恨みや復讐、敵愾心を芸術化したものと言われている。白眼全体を覆った金輪は鬼神に近い強さ、恐ろしさ、恨みと怒りを表わす。 |