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トロントの各界で活躍する著名人にインタビュー

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Polysics
Polysics
ポリシックス
テクノ・ロックバンド
揃いのツナギと顔の半分を隠すようなバイザー。日本発のハイテンションバンドが、エイティーズ・リバイバル・ブームの大波とともにトロントに上陸した。

電子音やアヴァンギャルドな要素を多く取り入れたサウンド「ニューウェーブ」といえば、日本では坂本龍一、海外ではディーヴォ(DEVO)をまず、思い浮かべるだろう。そのディーヴォのメンバーから絶賛されている日本のバンドがトロントに初上陸すると聞いて、ダウンタウン・トロントの老舗ライブハウス「エル・モカンボ」を訪れた。


Polysics広い会場には、ビールを手にした人々がまばらテーブルについている。「そろそろ、ポリシックスの出演時間…」。そう思いながら辺りを見回すと、洒落た黒ぶちめがねを掛けた男性が外で話に興じていた小柄な日本人女性を会場へと呼び入れた。ボーカルのハヤシとベースのフミだ。そう気付くと、自然と足は、ふたりの後を追いかけるようにフロアへと向かっていた。
ステージ上ではセッティングが始まっていた。さっきまでがらんとした雰囲気だったフロアは、ポリシックスのメンバーの登場を待つファン達で既に一杯となっている。
そしてとうとう、メンバーが胸に『P』マークの付いた揃いのつなぎとバイザーをつけて登場。
「ウィー・アー・ポリシックス…」
会場から地鳴りのような、大きな歓声が上がる。
「フローム・ジャパァァーン」

PolysicsUSツアーは果たしているものの、前日のモントリオールがカナダでの初ライブ。そこで大成功を収めた勢いのままトロントに乗り込んできたポリシックス。トロントでのライブを振り返り、ボーカル、ハヤシはこう語る。
「凄く熱狂的でしたね。年齢制限(19歳以上)があって、入れなかった子たちが『ポリシックス・オア・ダイ』と書かれたパネルを作って外から見てたのも嬉しかったですね。カナダは初めてだから、お客さん少ないのかなって思ってたんですが…(笑)」

―途中、機材のトラブルがありましたね。
Polysics 「あんなの日本でもないですよ(苦笑)。ドラマーの命になるような機械が壊れてしまって、直そうとしたんだけど直らなかったんで、強制的にライブが出来るようにしましたけどね。ああいう中断があって、逆に盛り上がってくれたのも良かった。普通だったらブーブー言われて、ビール瓶とか飛んでくる感じじゃないですか(笑)。
お客さんも(いいお客さんで)よかったなって思いましたし、逆にテンションもあがって…。お客さんに恵まれましたね。やってても楽しかったです」 全身を使ってギターを熱くかき鳴らし、叫ぶように歌うハヤシの横で、表情を殺し、ボコーダー(人工発声装置)からロボットボイスを発するカヨ。対照的なもの融合させ、全く新しいサウンドを作りあげるポリシックス。彼らは、ニューウェーブ、テクノ、ロック、パンクという既存の括りにはとても収まりきらない。

Polysics―カナダ在住の方はアルバム『ポリシックス・オア・ダイ』(北米では今年3月にTofu Recordsより発売)でポリシックスの音を初めて聴くことになったと思いますが、ベストだけあって、様々なテイストが入っていますね。
「そうですね。(バンドの歴史が)意外と長いんで、その時々で自分のマインドもだいぶ違いましたしね。本質は変わってないんだけど、表現の仕方が時期によって違うんですね。昨日もね、たまたま『ポリシックス・オア・ダイ』を久しぶりに聞いてたんですよ。
あーだな、こーだなって、まあ、今聞いてもそういうのはありますけど、基本的にはあんま変わってねーな俺…と、思いました。衝動とか、尖がっている部分っていうのは、余り変わってないです、いまでも」

Polysics―新アルバム『Now is the time!』が、今月19日に発売されますね。
「新しいアルバムでも、基本的な部分は変わってないです。でも、これまで行ってきた形はいい感じで括れたので、もう1つ上のステージを目指そうということになりました。今までのポリシックスのやり方はもういいかな…って感じです。聞いてもらえればわかりますが、凄くスケールの大きなものになってますよ」

意味深なハヤシの言葉。そして、絶え間なく進化を続けるポリシックスは、トロントの観客の気持ちを鷲掴みにしたまま、次のライブ地デトロイドに向かった。


インタビュー/西尾 裕美
Polysics
Polysics
ハヤシ(Vo.,G,Programming)、カヨ(Synth,Vocorder,Vo.)、フミ(Ba、Chorus、Synth)、ヤノ(Dr.)からなる4ピースバンド。ディーヴォに憧れるハヤシが97年に結成。00年、シングル「XCT」でメジャー・デビューを果たす。
サイト:www.polysics.com
 
Information
ニューアルバム
『Now is the time!』(Import)$ 45.99
Polysics渾身のニューアルバム。日・米・英の3ヵ国でリリースが予定されている。日本でのリリースは10月19日。(米・英では来年発売予定)
ベストアルバム
『POLYSICS OR DIE!!!!』$ 19.99
Polysicsを初めて聞くならこのアルバムから! カナダではwww.amazon.ca などから購入可能。
 

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