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トロントの各界で活躍する著名人にインタビュー

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Roger J. Piggott
ロジャー・J・ピゴット
アイスマンゴルフCEO
ドライバー1本で世界へ挑戦
コースを周った後で話すこと
それはスコアでなく飛距離なんです

『ドラコン』という言葉を聴いたことはあるだろうか。ゴルフをたしなむ人にはすっかりお馴染みであろうこの用語は、飛距離を競う競技『ドライビングコンテスト』の略である。1回のティーショットで一番ボールを遠くに飛ばしたプレーヤーが勝つという単純明快なゲームであるが、実は奥が深い。
「ドラコン競技に出場するプレーヤーは、ただボールを遠くに飛ばせばいいだけではないんですよ。フィールドの一定範囲内(幅40ヤード)にボールを落とさないと有効なショットとして測定されない。例えば、ボールが林の中に入ってしまったりした場合はどれだけ飛距離が出ていてもだめ。計測されません。
大会では、3分間に計6ショットを打ちますが、最初に力んでしまって無駄に持ち玉を5球使ってしまったら、『あと1球で決めなきゃいけない』と、自分で自分にプレッシャーをかけることになってしまう。その上、時間配分も考えなければならないので、実は、頭をフル活用しなきゃいけないゲームなんです」

アイスマンゴルフ・インターショナル社(以下、アイスマンゴルフ)の創始者であり、代表取締役のロジャー・J・ピゴットさんはドラコン競技についてこう語る。25年間、スポーツ関係のイベントプロモーターとして働いていたロジャーさんは6年前、クラブハウスでのゴルファー同士の会話からヒントを得て『ロングドライブ』競技を思いついた。現在では、国際大会を運営してその模様を世界に紹介している人物だ。
「僕は、ゴルフはそんなにうまくないよ。でも、飛距離を出すのは得意だった。知ってる? コースを一通り周った後、クラブハウスのバーでゴルファー達が話すことは、どれだけで周れたかっていっていうスコアではなく、飛距離のことばかり。何ヤード飛ばしたかっていうことだね。ボールを飛ばす腕を持っていればスコアカードの数字はそんなに良くなくても、『お前、すごいな』ってことになる。『ロジャー、あのショットはすごかったよ』って話題にのぼるんだ。気持ちよかったね。スコアはいまひとつだけど、飛距離をだすことには自信がある、そんな人たちが僕のほかに、どのくらいいるのかなと思ったんだ」

アイスマンゴルフが企画する『インターナショナル・ロングドライブ・チャンピオンシップ』は、年に一回、カリブ諸国のゴルフ場で開催される。この大会には日本代表チームも出場しているというが、飛距離を争うという競技の性質上、体格で劣るアジア人は、世界の強豪相手にどのように戦っているのだろうか?
「一昨年まで5年連続で優勝していたのはアメリカチーム。でも、昨年は9チーム中8位に落ちた。日本チームは昨年、参加2年目ながら健闘して、5位。中国チームはもっとすごい。初参加でなんと3位だったんだ。
アジア人プレーヤーは、北米やヨーロッパのプレーヤーに比べると、見た目は華奢だけど、ボールのコントロールがうまい。コンスタントに正確な球が打てる。だから強い。そこがドラコンの面白いところなんだ。16歳の少年が屈強な男性プレーヤーを負かすことも珍しくない。もちろん女性プレーヤーもいるよ。中にはかなりスレンダーな女性もいるけれど、すごく飛ばす。どこからあんな強さが出てくるのかって不思議に思うよ。
この大会で上位に食い込むヒッターになるコツは、頭を使うことと練習をすること。体が大きければいいということではないね。アメリカが去年、大敗したのはそこなんだ。飛距離は出たけどボールが有効ゾーンに入ってこなかったんだ」
そして、チームとしての団結力とチームキャプテンの決断力も大いに関係してくるという。
「個人プレーも大事だけど、国単位の対戦だからね。チームの中でも良く飛ばせるプレーヤーと、そうでないプレーヤーがいる。調子の良し悪しもあるだろう。キャプテンは誰を先に打たせるのか、よく飛ばす人を先に打たせてリードをはじめから広げるのか、最後に切り札として出すか…など、チームとして戦略を練らなきゃいけないんだ。個人競技にはない醍醐味だね」

今年の世界大会はジャマイカで行われる予定。秋の大会開催時期には、ほぼ毎日快晴が続くというカリブ海諸国は、絶好のゴルフ天国。何億ドルもの資金がつぎ込まれた美しいゴルフの緑に白いボールが放射線を描く様子は、想像しただけでも胸のすくような、爽快な光景だ。
「現在、予選会への参加者を募集中。男性・女性、プロ・アマを問わず参加できるので、挑戦する価値はありますよ。世界大会へ出場する『チームジャパン』のメンバーに選ばれたら、現地への渡航費、滞在費は無料。世界大会では6球の持ち球を遠くへ飛ばすだけ(笑)。あとは、ゆっくりとバカンスを楽しめるんだからいいよね」
予選会(トライアル)は世界各地で行われるが、カナダ国内では、夏にトロント近郊とバンクーバーで開催される予定だ。
「大会出場の制限はたった一つだけ。海外へ一人で旅行できる年齢であること。現在、一番若いヒッターは16歳。年齢やゴルフ歴は関係ないよ。全員が同じチャンスを与えられる。我こそは、と思う方は是非、ご連絡ください」
この大会の様子は録画され、カナダ・日本を含め、世界中にテレビ中継される。世界のゴルフシーンで活躍したいあなたやドラコンならおまかせというあなた、参加してみませんか?

 



〈インタビュー/西尾 裕美〉

日本チーム予選お問い合わせ先
ルディ・ルウ
TEL:905-944-1001 
E-mail:rlu@bellnet.ca

三溝(さみぞ)杏子
TEL:416-995-9301
アイスマンゴルフ・サイト:www.iceman.ca

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