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トロントの各界で活躍する著名人にインタビュー

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ZZ
ジィージィー
ミュージシャン
頑張れ! にっぽん
日本の期待を背負った青いサムライ達へ
そして、夢を追いかけている全ての人へ…

世界中が熱狂したサッカー、『2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会』。日本代表チームは無念の一次リーグ敗退を喫したが、「Samurai Blue 2006」の応援キャッチコピーのもと、国を挙げて3大会連続3回目のワールドカップ出場を支えたことは記憶に新しい。
サッカー日本代表最大のサポーターは『ULTRAS NIPPON』といい、「オーレー、オレ、オレ、オレー」というフレーズで知られる「We Are The Champion」を流行させたグループである。しかし、昨年のワールドカップではこの定番の応援歌に代わって、「さぁ行け! サムライブルー!!」という大合唱が聞こえた。初のサポーター公式オリジナル応援ソングだ。今回は、日本代表戦のスタジアムを揺るがしたその応援ソング『サムライブルー』を歌うZZ(ジィージィー)の皆さんが、イベントに出演するためにカナダ入りしていると聞き、早速インタビューを申し込んだ。

ZZの皆さんがゲストとしてライブを行ったイベントは、『アニメ・ノース』という北米最大級のアニメファンイベント。彼らの楽曲「A to Z」が、大人気漫画『ONE PIECE』のテレビアニメのテーマ曲に、また別の楽曲がテレビ東京系で放映中のアニメ『アイシールド21』のオープニングテーマに使用されていることが今回のイベント参加のきっかけとなった。
「(アニメの主題歌用に)頼まれて曲を書くこともあるので、日本にいるときは、楽曲がアニメに使われることに関してあまり意識したことは無いのですが、こっちにきて、(自分たちの楽曲がアニメの主題歌に使用されていて)本当に良かったなって思いますね」
ボーカルのSOTAROは言う。
「このようなイベントに来ることができて、日本以外に住む沢山の人にいいねって言ってもらえる。なんだか、日本の代表になった気がします。このイベントに参加してすごいなって思ったことは、そのファンの多さですね。アニメファンの人口っていうか、こんなにいるんだっていう感じを受けました。みんなコスプレしてますし。でも、コスプレというよりも、仮装大賞みたいですよね(笑)」
広いイベント会場は、人気ゲーム『ファイナルファンタジー』のキャラクターそのもののコスチュームに大きな剣を担いだ若者や、『セーラームーン』のそっくりさん、大きな十字架型の機関銃(もちろんダンボール紙で作られたダミー)を背負ったファンらであふれ返っている。
「こういう遊び方って、日本人はあまりしないじゃないですか? 彼らは活き活きしてるっていうか…、自信を持って歩いてる。そういうのはうらやましく思いますね」
イベント期間中に行われたZZのライブは大盛況。ライブ終了後には彼らのサインを求める長蛇の列が出来た。カナダは初めてというZZだが、日本国内はもちろん、アメリカ、韓国、中国で多くのライブを経験している。
「海外でライブを行うと、日本人がシャイだってことに気付きますね。海外のファンは、思ったことをすぐに発する。例えば、日本では誰かが拍手しないと、みんな拍手しない。『群集』って言うか、そういう集団を感じますね。ライブ会場で勝手に踊ってる奴とか、海外だけでしか見られないじゃないですか? やっぱり、個人で判断する力は、外国の人のほうが高いなと思いますね。かっこいいなって思いますよ」
『ミクスチャー・ロック』というジャンルで表現されることが多いZZの音楽だが、彼らほど本当の『ミクスチャー』であるバンドはないだろう。なにしろ、曲によりPV(プロモーションビデオ)が全く異なった仕上がりになっており、同じバンドが演奏しているのか? と思ってしまうほどだ。クスッと笑ってしまうような『サムライクルー』(冒頭で紹介した『サムライブルー』のオリジナル曲)、暖かな情熱が少しづつ伝わってくるような『愛情』など、色とりどりだ。
「そうですね。曲自体が全く違うから、PVも構成が変わってしまうんですが…季節みたいに全部変えたい。例えばロックだと、ずっと『それっぽい色』を崩したくないと思うかもしれないけど、僕たちは崩したいなって思います。一枚のCDになると、色んなバンドが入っているような…まあ、いいとこ取りと言えば、そうなんですけどね(笑)」
そう語るドラムのMATSUURAの言葉に続けて、ベースのKYAMAは言う。
「ショッピングモール的な??」
確かにそうかもしれない。そこに行けば誰でも必ず欲しいモノがみつかる、つい手に取ってしまいたくなるモノがある。ZZの音楽はそんなショッピングモール的な楽しさとバラエティーを約束してくれるのかもしれない。

現在は日本での活動を一旦休止しているというZZ。これからは海外から日本へ発信していけたら…という目標があるという。『頑張れ、にっぽん!』のテーマが彼ら自身の根底にも、こんこんと流れている。
「日本人って欧米に引け目を感じていることが多かれ少なかれありますが、こっちも頑張ってるんです」
今月30日から約1ヶ月間、カナダ各地で開催されるワールドカップ・サッカーU20(ユース)カナダ大会。スタジアムに陣取った日本代表チームの応援団から聞こえて来るだろう『さぁ行け! サムライブルー!!』の大合唱。それは、日本サッカー界を担う選手達への、日本人への、そして世界の舞台へと踏み出した彼ら自身への応援歌でもあるのだ。



〈インタビュー/西尾 裕美〉

ジィージィー
メンバー全員、静岡県出身。左からリーダーのKOHSUKE(ギター)、ERICHI(ピアノ)、KYAMA(ベース)、SOTARO(ボーカル)、MATSUURA(ドラム)。その楽曲はアニメの主題歌に使用されるだけでなく、初代PRIDEヘビー級王者アントニオ・ノゲイラのテーマソングなどにも採用されている。www.avexnet.or.jp/zz/www.euclidagency.com/zz/

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