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Mark
Cahsens
マーク・カッシェンズ
Zipfy, Inc. |
| おとなも夢中!新感覚のソリ『ZIPFY』 |
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雪山でのウインター・スポーツといえば、ひと昔前はスキーばかりのイメージ。そして、数年前からスノーボードの人気に火がつき、現在では、スノーボード専用スノーチューブが設置されるゲレンデも現れた。
しかし今回は、スノーボードのその先を行く予感をさせる新しいスポーツ用具『ZIPFY』を紹介したい。発音は
”ジップフィー“、簡単に言えば『ソリ』なのだが、ビビッドなカラー、モダンでスポーティなフォルム、スピード感、安全性、そして幅広い年齢層が簡単に楽しめることで、世界各国のスポーツ狂たちの熱い視線を集めている。そのジップフィーを北米に紹介したのはカナダ人、マーク・カッシェンズ氏。今回は、オークビルにあるカッシェンズ氏のオフィスで、ジップフィーについて様々なお話を伺った。
カッシェンズ氏はモントリオール育ち。モン・トランブラン、ローレンシャンなど多くの人気スキーリゾートがあるケベック州に住んでいたら、ウインタースポーツとは切っても切れない縁があるに違いない。
「小さい頃からスキーはやっていたね。やっぱり、モントリオールで育ったからね。5歳ぐらいの時にはもう、スキー場に行っていたと思うよ。週末には近所の丘で雪遊びをしたりね」
そんな雪遊びの中から、ジップフィーのアイディアが生まれたのだろうか。
「アイディアはもともと、1969年のドイツの製品から来ているんだ。2年前、ヨーロッパを旅行している時に偶然にその製品に巡り合って、その後、それを運びやすいようにしたり、モダン化したりしたんだよ。その結果が、去年の10月に発表されたこのジップフィーなんだ。重さは2キロ未満、でも耐久重量は約100キロ、子どもだけじゃなく、大人も楽しむことが出来るよ」
実際にジップフィーを持たせてもらう。女性でも片手で運べるほど、軽いことに驚く。真ん中についているハンドルを握って運べば、スノーヒルを登っていくことも簡単だろう。
「運ぶ時は、このハンドルを握って肩にジップフィーを乗せるんだよ。ハンドルは先端を少し太くして、グリップが利いて握りやすいように設計してあるんだ。
それに、前のめりになる形でボディに斜めについているでしょ? これが大切。スノーヒルを滑り降りる時は、ハンドルが斜めだとつかまり易い、そして体重を前にかけたい時には上半身を手前に持ってくることになるんだけど、その時も邪魔にならない。運ぶ時も、斜めになっている方が肩に掛けやすいしね」
ジップフィーという名前は、その原型となった製品であり、ヨーロッパで人気のスポーツ、『Zipfelbob』に由来しているという。『Zipfelbob』とは、オーストリアの表現で、”スティックハンドルのソリ“という意味。実際、ジップフィーは、座る部分にスティック(ハンドル)がついているだけのもので、それだけに、その構造に緻密な計算が施されているのも納得だ。
5か月前に紹介されたばかりのこのジップフィー、現在はカナディアン・タイヤや各スポーツ用品店で販売中。これからアメリカ、ヨーロッパ、アジア…とマーケットを拡大していくことを計画しているという。
「最初のシーズンはカナダに焦点を当ててセールスしてるんだ。ここが僕の拠点だからね。でも先週、アメリカ・ユタ州のソルト・レイクの展示会に行ってきたんだけど、すごくいい反響だった。スウェーデンやニュージーランド、チリ、それに日本の各大手スポーツ用品店の代表がブースに来てくれて、高く評価してもらえたようだった。
日本には住んでいたことがあったから、ちょっとは日本語も分かるよ。モントリオール出身だからフランス語も出来る。スペイン語も勉強していたから理解できるし…。ブースを訪れてくれた人の、その国の言葉で案内することができたのも成功した理由かもしれない。これまで経験してきたことがジップフィーでひとつになって来たんだ」
このインタビューの少し前にも、アメリカの大手ドリンク会社からイベント開催の問い合わせが来たというから、ジップフィーは発表からたった5か月で近い将来のブレイクが見え始めている”新スポーツ“だ。しかし、カッシェンズ氏は驚いてはいないという。
「もちろん嬉しいよ。でも、なんとなく予想は出来ていたんだ。実際スノーヒルで滑っているとみんな、興味を持って見ているし、今までプレゼンテーションで失敗したことは一度もないよ。スポーツ用品店の会議室にジップフィーを持っていくと、最初はみんな『何だこれは?』って顔してるけどね(笑)」
プライベートな時間までも費やしてしまうことが唯一のダウンサイドだと語るカッシェンズ氏だが、目標は高い。
「将来的にはジップフィーで世界的なイベントをやりたいね。各地でまず予選をして、世界大会をカナダとか、ヨーロッパで…。子どもが主体になるイベントだから、良いものになると思うよ。ジップフィーは子ども向けのおもちゃなんだけど、大会は一つのスポーツイベントにしたい。普通の人でも出場できるオリンピックみたいな感じかな。ジップフィーは1体39.99ドル。だから、多くの人が参加できると思うんだ」
世界中の子どもたちが同じスポーツで交流すると同時に、大人も子どもに戻って楽しめるスポーツとして浸透させたいと語るカッシェンズ氏。
「ジップフィーは、20代、30代、40代でも年齢を問わず、十分に楽しめるスポーツ。ゲレンデに足を運んだら、ファミリーで楽しんで欲しいね」。
〈インタビュー/西尾 裕美〉 |
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まーく・かっしぇんず
モントリオール出身。英語のほか、仏語、スペイン語、日本語に堪能。ウエスタン・オンタリオ大学数学科を卒業後、日本の早稲田大学で経済学を学ぶ。その後アメリカへ渡り、コロンビア大学院でデザインを、また、MITスローン校にてMBAを修得する。『週刊アスキー』誌でも取り上げられた、現在、最も注目される若手ベンチャラー。
ZIPFY についてはwww.zipfy.com |
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ZIPFY™
(ジップフィー)
現在のところ、赤、緑、黄色の3色展開。将来的にカラーバリエーションは増やしていく計画あり。また、ボディに柄を入れることも考案中。UV安定化剤配合のため、色褪せしない。素材:高密度ポリエチレンプラスチック、サイズ:53cm×33cm×40cm、耐久重量:約100キロまで。カナダ各地の『CANADIAN
TIRE』などで販売中。定価39.99ドル(税別)。対象年齢6歳以上。 |
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