北米最大の規模を誇るトロントのグリークタウンは、ヤング×ブロアの東、ダンフォース通り沿いにある。このエリアでは、数多くのグリークレストランやベーカリーがひしめき合っているため、当然競争も激しく、各レストランのレベルも高い。
このグリークタウンのほぼ中心に位置する『MESSINI』は、ギリシャ南部出身のオーナーシェフ、マリノスさんが1年前にオープンしたお店で、伝統的なギリシャ料理が気軽に楽しめるレストランとして人気を集めている。以前ヨーロッパで10年間、グリークレストランを開いていた実績を持つ彼が作る料理は、トロント在住のギリシャ人をも魅了している。
回転する肉の塊
ギリシャの伝統的な肉料理、ギロ(gyros)はギリシャ語で『回転』という意味。なぜこのような名前が付いたのか、その秘密は調理法にある。豚肉や鶏肉の塊を長さ50センチはあろうかという鉄の棒にグサリと串刺しし、その棒を立てたまま、塊を縦長のバーナーでじっくりジューシーに焼き上げるのである。このとき、鉄の棒がゆっくりと回転し続けるため、この名前が付いたそうだ。
ここ『MESSINI』では、このギロを作るとき、豚肉や鶏肉のスライスをオレガノやペッパーなどをブレンドした特製スパイスであらかじめ味付けしている。そしてそのスライスを何層にも重ねた塊を一気に串刺しして、丁寧にグリルする。ひとつの塊の重量はなんと40キロ!
週末には計160キロの肉の塊を焼くというから驚きだ。
ギリシャ料理を凝縮する一品
さて、今回ご紹介する『Gyros Dinner Plate』は、このじっくりと焼き上げられた豚肉の表面を串から直接そぎ落としたものを、オリーブオイルをたっぷりかけたサラダ、そして小麦粉から作られたピタというパンとともに彩りよくお皿に盛った、ギリシャ色100%の一品。
スパイスがよく染み込んだやわらかい豚肉の風味が口いっぱいに広がり、このまま食べても十分おいしいが、ここはぜひザジギというソースを付けて食べてもらいたい。ザジギとは、ヨーグルトをベースに、オリーブオイルやガーリック、きゅうりなどを混ぜたギリシャ独特のソース。ザジギを付けることで、さっぱりとした味わいが加わり、ボリューム満点のお肉もいくらでも食べることができる。
また、『Gyros Dinner Plate』の中身をピタでくるりとコンパクトに巻いた『Gyros Pita』は、テイクアウトにおすすめ。お値段も4ドル以下とお手ごろで、気軽にハンバーガー感覚で食べることができる。このピタを片手に、グリークタウンを散策なんていうのも楽しそうだ。 |
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| オーナーシェフのマリノスさん自身がデザインを手がけたというお洒落な店内。小さい子供用の椅子も用意されているので、家族連れもゆっくり食事を楽しめる。 |
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Chicken Stick($8.25)
各種スパイスに漬け込んだチキンを炭火でじっくり焼き上げた、いわばギリシャ版焼き鳥。こちらもザジギをたっぷり付けて召し上がれ。 |
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Olive Salad
(大$6.95、小$4.95)
新鮮な野菜を使ったこのサラダは、上に乗っているフェタチーズを崩しながら食べよう。 |
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