ムガール帝国時代の宮廷料理から発展したという北部料理を中心に伝統的なインド料理を楽しむことができるのが、ここ『ジョドポア・クラブ・インディアン・キュイジーヌ』だ。本物のインド料理にこだわるこの店で使われている香辛料は、なんと約1000種類(!)だという。
インド料理では、はじめに香辛料をオイルといっしょに鍋に入れて熱し、その風味をオイルに移す。これによって香辛料の風味が生きるのだ。
こってり? さっぱり?
ちなみに、この店で一番人気の『バター・チキン』に使われている香辛料はカルダモン。トマトをベースにバターと生クリームをふんだんに使ったこの料理、見るからにこってりしている。ナンと一緒に口に入れてみると、コクのあるまろやかなお味で全くしつこくない。あと少しでもバターが多いとヘビーな味になりそうだが、トマトの酸味との絶妙なバランスが保たれている。
チキンはやわらかくもさっぱりしたタンドリー・チキン。タンドリー・チキンとはインド料理にはかかせない調理器具、土窯『タンドール』を使って調理されたチキンのこと。タンドールで調理された肉は高温での蒸し焼きによって素材自体の油も落ち、さっぱりとした出来上がりになるのだ。もちろん他の肉料理と比べて、ローカロリー・ローファット。「カナダに来てから体重増えちゃって…」なんて気にしているあなたも安心して食べられる。
ユニークな色と風味
もちろん、せっかくだからいろんな味を楽しみたい。ここではラム、ビーフ、シーフードなど素材を生かしたメニューも充実。1000種類もの香辛料を使い分けるだけあって、料理は色も様々で、ひとつとして同じものはない。
「まずはいろいろ食べて、自分のお気に入りの味を見つけたい」というならランチビュッフェ($7・95/平日のみ)に行ってみよう。肉料理、野菜料理それぞれ3種類、ライス、ナン、サラダにデザート1品が食べ放題と、お得感満点だ。
そしてスパイスの効いたインド料理とともに、是非ともオーダーしてほしいのが『マンゴー・ラッシー』。『ラッシー』とはヨーグルトドリングのことで、自然なほどよい甘さが辛い料理によく合う。
さて、おいしい料理を平らげて、お腹も食欲も大満足。「でも、ちょっとお口のニオイが気になるの」と思うのはインド人も同じらしい。食後に出される籾殻のような物体は、フェンネル・シードという『噛むスパイス』で、息をさわやかにし、消化を促進する効果があるとのこと。試しにひとつまみ、口に放り込んでみよう。
「コクがあるサッパリした味」、「ピリッとしたマイルドな味」。本来相反するはずのものが、絶妙なバランスでひとつの料理の中に存在する、これぞインド料理の奥深さ。一度本物を味わえば、その虜になること間違いなし!
文/三好 あずさ |
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Lamb Saagwalla
($9.00 写真左奥)
ほうれん草ベースのソースがラムの臭みを消し、深い味わいをひきたてる一品。 |
Goan Fish Curry
($12.00 写真右奥)
ブラックペッパーを効かせた舌平目のココナッツカレーはシーフード派にオススメ。 |
Aloo Gobi
($6.00 写真手前)
カレー・パウダーで味付けしたポテトとカリフラワーはさっぱりしていて食欲を増進させる。 |
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| インドの宮殿の扉(レプリカ)をアレンジしたテーブルが並ぶ、インドっぽさ満点の店内。BGMももちろんインド音楽。
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