「オイスターの魅力? オイスターを食べるってとてもセクシーなことだと思わないか? 生きものをつかまえて、殻をこじ開けて、生で食べる。これってすごく人間の本能に近いんだ」
てっきりオイスターの味だとか、その成分だとか、そんな答えを期待して「オイスターの魅力」を問いかけた私に、予想外の答えを返してくれたのは、オイスターがメインのシーフードレストランを経営するアダムさん。その名もズバリ「オイスターボーイ」。アダムさんが選りすぐった新鮮なオイスターをいただきましょう!
美食家の味
もともとはオイスターの卸売りをしていたアダムさんが、このレストランをオープンしたのは3年前。オーナーとしての「オイスターの魅力」は「オイスターを食べるお客さんには、ハイソな美食家が多いこと」とのこと。(ということは、オイスター好きのあなた、あなたはハイソな美食家です!)
アダムさんはシーズンに合わせてベストな牡蠣を厳選し、店においている。この日は5種類のチョイスの中から、お薦めのWhaletown gemをいただくことにした。この牡蠣はBC州のWhaletownで取れたもの。良い牡蠣には新鮮な水と塩水が大事なので、海と山に恵まれたBC州は牡蠣の養殖に適しているとか。アダムさんは毎年養殖場を訪れ、必ず水をチェックするという。水でその年の牡蠣の出来がわかるのだそうだ。
Whaletown gemは小ぶりだが、その中に旨み成分がギューッッと詰まっている感じ。口の中にオイスター独特の食感と味わいが広がる。ちなみに「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣は栄養価が高く、@お肌によい A肝臓によい Bコレステロールを下げる C貧血防止 D老化防止 E神経系のトラブル(視力回復・精神安定)解消に効果的。
オトナの味
せっかく新鮮なオイスターが食べられるこんな店では、是非とも生で味わいたいと思いつつも、やはりカキフライも捨てがたい。カキフライのおいしさというのは、生牡蠣のおいしさとはまた違う。そういえば、私も子どもの頃は牡蠣が嫌いだったのに、いつからおいしいと思うようになったのだろう。牡蠣って大人になってからわかる「オトナの味」なのかしら?
日本では冬が旬の牡蠣だけれど、ここカナダでは、5月くらいにプリンス・エドワード島の牡蠣のシーズンがはじまったところ。大人でハイソで美食家の皆さん、存分にオイスターを味わい、こう言いましょう「オイスターって本当においしいわ。これが解らない人って、なんてかわいそうなの!」
文/三好あづさ
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