ペルシャとは、現在のイラン。では、栄光の歴史を持つこの国の代表的な料理って何? そんな素朴な疑問をオーナー夫妻に尋ねてみると「通常、外食というとカバブ(串焼き肉)を中心にした肉料理かしら。でも、ウチでは家庭料理を中心に出してるのよ」という答え。フム、では、一番イランの家庭料理らしいものを!とお願いして出してもらったのがフェセンジャンだ。
見た目も味も満点、エキゾチック!
先ずはその量の多さに驚いた。出された大皿には何やら色々のっており、彩りも鮮やかだ。サラダ・シラズと呼ばれるキュウリとトマトのハーブドレッシング和え、ハーブのパウダーが振りかけられたヨーグルト、タップリ盛られたサラダとサフランライス、そして添えられたボールには、ザクロとピスタチオが何とも鮮やかに飾られている。
日本料理ではあまり縁のないザクロだが、ペルシャ地方では収穫量が多いため、食文化の一部になっていると言っても過言ではない。そのため、北イラン、カスピ海地域の伝統料理であるこの煮込みにも、たっぷりとザクロが使われている。ザクロジュースと擦りおろしたクルミを混ぜ合わせ、水分を飛ばしながら煮込んで作るこのソースは、とてもコクが深いうえ甘みがある。そして、ほのかに酸っぱさと、どこか心地よいほろ苦さを感じさせる。ストレートな味ではなく、材料の奥深さを感じさせる味だ。
体に優しいペルシャ料理
イランでは、身体に良いものを沢山食べる習慣があるようで、ザクロもそのうちの一つ。疲労回復、老化防止、美肌などの効用がある。最も栄養素を含むのは種子なので、飾りとして使われているザクロも種までシッカリ食べてその効能に授かろう。お次はヨーグルト。これは日本でもカスピ海ヨーグルトとして話題になったため、その効能を知っている人も多いと思うが、整腸作用はもちろん、免疫力向上、肥満防止などに良い健康食品。プリッとしていて酸味もほどほど、とても食べやすい。そしてハーブと生野菜も忘れてはならない。イランではミント、タラゴン、バジル、パセリ等のハーブやラディッシュ、ネギなどの生野菜を沢山食べて食事の前に胃の調整をする。カナダではそのような習慣がないため、ここでは普通のサラダで代用しているそうだが、ペルシャ式にハーブをモリモリ食べたい人には、前菜noon-o-paneer-o
gerduがお勧め。ハーブだけでなく、濃厚なフェタチーズやオリーブ、クルミなども楽しめる。
エキゾチックな雰囲気の中で、美容と健康のためと題して食事を楽しんではどうだろう。
文/岸 黄葉 |
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marasa polo ($14.95)
「宝石をまぶしたご飯」と呼ばれるほど色鮮やかなご飯に大きなラム肉が付いてくる。宝石の正体は酸味の効いたバーベリー、ビタースイートなオレンジピール、アーモンド、ピスタチオ等。食べだしたら止まらない美味しさ! |
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noon-o-paneer-o gerdu ($4.95)
メインディッシュを待っている間、胃を慣らすのに最適なこの前菜には、バーバリー・ブレッドと呼ばれるピタに似たパンが付いてくる。それぞれをそのまま食べても良いし、パンに挟んでサンドウィッチにしても良い。 |
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| 雰囲気のある店内には、よりペルシャ式に食べたいという方の為に台座のようなソファーも用意されている。詳しくはお店の人まで。 |
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