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店舗写真
KEi bar and restaurant
936 Queen St. W.
Tel: 416-534-7449

毎日営業
火〜木 18:00〜22:00
金・土 18:00〜23:00
日・月 休み

Queenストリートカーで
Shaw St.下車すぐ。
料理の魔法使い、
Kei氏は大のエコロジスト

Stir-Fried Black Bean
Eggplant with Shrimp
アジア創作料理の奥深い味に舌鼓を打つ
茄子の豆鼓醤(トウチジャン)
炒めエビ添え
まずは目で、そして香りを、最後に快楽的な味を楽しむ。感覚をフルに使って堪能する。そんな料理に出逢った事がありますか?
Stir-Fried Black Bean Eggplant with Shrimp ($18.00)
メイン画像
マレーシア出身のキーさんがクイーン通りに店を構えたのは5年前。建築の勉強をし、映画セットのアートディレクターという経歴を経て『何か違う事を…』と始めたのがこの店だ。彼のデザインした店内は至ってシンプル、しかしアジア独特の細やかさや複雑さを密かに共有している。そんな彼のセンスの良さは、彼の創作する料理にも反影されていた。

懐かしさと斬新さのコラボ
シンプルなお皿に茄子の繊細な薄紫と、海老とトウガラシの色鮮やかな朱色が映える。細かく刻まれたグリーンオニオンと飴色に揚げられたシャルロットが散りばめられ、主役を一層引き立てている。タネも仕掛けもない素朴な素材が彼の魔法にかかれば芸術と化してしまうのか…と、ため息さえ漏れてくる。食べてしまうのが惜しい、と眺めていれば、美味しそ〜な香りが鼻を刺激する。アジア料理特有の香りには間違いないのだが、それが何なのかハッキリとは断定できない奥の深い香りだ。その不思議な香りは鼻の奥をほんの少しだけ刺激して『さぁ、早く食べてくださいな』と囁きかける。『そんなに薦められては断れまい。それでは失礼』なんて心の中で呟きながら、まずは海老からパクリッ。
そのプリプリな食感に驚かされるほんの一瞬の間に、今までに出逢った事のない繊細な芳香が口から鼻へ抜けてゆく。海老本来の甘みと風味が、昔どこかで出逢った香りにふんわりと包まれた感じだ。その味には「昔懐かしい、けれど斬新」という表現がなんともピッタリとくる。

驚きと楽しみを味わう
茄子がメインなのだから、海老ばかりに気を取られている場合ではない。茄子を炒める時に使われるスイートソースのベースはピリ辛の豆鼓醤。キーさんが編み出したというこのスイートソースにはカルダモンやシナモンなどのスパイスが調合されていて、素朴な味の茄子と相性抜群。ご飯にも合いそう、と思えばそこにご飯がある、というこの行き届いた配慮。
ご飯を口にし、またもや新味発見。インド料理に使われるスパイス、フェネグリークと日本でもお馴染みの生姜が炊き込んであったのだ。ひと皿のどれを取ってもその斬新さと創造性に驚かされるばかりだ。では脇にある味噌のような物には何が入っているのか? と今度は逆にワクワクしてくる。スイートソースが染み込んだこの食材はコリコリと歯ごたえが良く、どこかで食べた事がある食感だ。それもそのはず、正体はなんと切り干し大根。そう言えば、はりはり漬けと同じ歯ごたえだ。
全ての料理がキーさんの自作というこの店のメニューは、どれをとっても奥深い隠し味と斬新さに驚かされること間違いない。五感をフルに使ってその美味しさを是非味わって欲しい。

文/岸 黄葉
Curry Puff ($7.00)
キーさんが一から作るカレー風味のジャガイモとたっぷりの野菜がサックサク(本当に音が聞こえるほど)の皮に包まれた揚げ物。ピリ辛ソース2種ももちろんお手製。食感も味も病付きになるオイシさ。
Tuna Tempura Roll ($14.00)
マグロで巻いてあるのは、ほんのり甘酸っぱいクランベリーと香ばしいカシューナッツ。高温でサッと揚げるため、外の衣はパリッ、中のマグロはレア。アッという間にお皿からなくなること間違いなし。
店内のカウンターやまな板はなんと捨てられていた大木から作られたもの。数々のリサイクル品がセンス良く使われている。
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