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青い空、ピカピカの太陽、街を歩く人々の服装もいきなり露出度が高くなり…待ちに待った夏の訪れを感じる今日この頃。ヤング×ブロアの交差点から少し北に行った所にある「Crepes
a go go」は、リラックスした街歩きの腹ごしらえにピッタリのクレープ屋さん。フレンチポップが軽やかに流れる店内、暖かみのあるオレンジ色の壁、4つのテーブル席と2つのカウンターを配した小さなお店は、まるでパリの裏道にあるカフェに迷い込んできた様な雰囲気だ。
直径28センチの完璧な円形
オーナーのベロニックはパリ生まれ。クレープ発祥の地であるフランス・ブルターニュ地方を何度も訪ね、家族に伝わるレシピを元にしながら試行錯誤してオリジナルのクレープを開発したという。「まずは私のクレープの作り方を見てちょうだい」と勧められ、丸い鉄板が乗ったクレープ焼き機の側へ。これらのクレープ専用の道具は北米では生産されていないため、全てブルターニュで購入したという。小麦粉、水、卵などを混ぜて作った生地をお玉に取り、熱せられた鉄板の上へ…。T字をした細い木の棒を使い、円を描く様に生地を伸ばしていく。ぐるぐると3周ほど回すと、均一な薄さになった円形のクレープ生地が出来上がる。簡単そうに見えるが、熱い鉄板の上では何といってもスピードが勝負。42秒でひっくり返して裏側を焼く。
Freckles(そばかす)が美味しいクレープの目印
こだわりのホワイトツナが入った「Nicoise」。まずは円形クレープの上半分にモッツァレラチーズとツナをたっぷりのせる。真っ赤に熟した地元産のプラムトマトとゆで卵のスライス、そしてケベック産ブラックオリーブなど、色とりどりの美しい具材がテンポよく載せられる。全て載せ終わる頃には、チーズがいい感じにとろけて、生地が焼けるほんのり甘い匂いが漂ってきた。「クレープの焼き具合は中に入れる具やコンビネーションによって違うの。クレープの数だけ作り方もあるから一概には言えないわね」という彼女。このクレープは少し長めに、焦げ目が付いてパリパリになるまで焼くのがポイント。そして円形のクレープを半分に畳み半月形に。次に長めのフライ返しを使って両端を畳み込む。鉄板の上にも関わらず、まるで折り紙をしている様に器用に、素早く動く彼女の手に思わず見とれてしまう。鉄板の前に立ってから完成まであっと言う間の数分間、全ての動きはとてもリズミカルで楽しそう。彼女が本当にクレープ作りを愛していることが伝わり、食べる前から幸せな気持ちにさせてくれる。
季節に合ったフレッシュな野菜や果物を使い、スタッフと共に新メニュー開発にも余念のないベロニック。考案者の名前がそのままメニュー名になっているものもある。明るくフレンドリーな彼女の作るクレープを片手に、初夏の街を歩いてみたい。
〈文・写真/大村 絵理〉
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