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今年も1年、たくさんのレストランを取材した。多民族都市のトロントだからこそ楽しめる様々な国の個性ある料理たち。今年最後のフードコーナーを飾るのは、トロントでも珍しいモンゴリアン鉄板焼きだ。
肉も野菜もたっぷり食べられるBBQバッフェ
「Genghis Khan」はバッフェ形式のレストラン。広々とした店内は大人から子どもまで食事が楽しめる明るい雰囲気。オーナーのリーさんの出身地、台湾ではポピュラーなモンゴリアン・スタイルのバッフェだが、彼がカナダへ移民した15年前にはBC州に1軒あっただけだった。トロントの人にもモンゴリアン・グリルの楽しさを紹介したくて8年前に1号店をオープン。私の訪れた2号店も3周年を迎える。
バッフェにはBBQ、中華料理などのアペタイザー、デザートの3つがある。BBQバッフェでは肉類、野菜、麺類などがたくさん並んでいるので好きなものを選んで皿に取り、8種類あるタレや調味料で好みの味付けをして店内の巨大な円形鉄板まで運び、シェフに焼いてもらうという流れ。肉の種類は牛・豚・鶏・羊の4種類。いずれもしゃぶしゃぶ肉のようにスライスされている。何種類かの肉を混ぜようとしていたら、バッフェ専門スタッフが「それぞれ焼き時間が違うから混ぜない方が良いですよ」と教えてくれた。そのため、まずは豚肉でスタート。野菜はモヤシ、ニンジン、タマネギ、ネギ、ほうれん草、チンゲンサイなどをたっぷり取る。麺入りも美味しそうだけどお腹がいっぱいになってしまいそうなので、1杯目は麺無しに。
スパイスたっぷりのタレは甘〜辛まで6種類
BBQのタレはモンゴリアン、韓国、マレーシア、中国の四川、湖南、テリヤキなどアジアの味が大集合! モンゴル味は羊肉とのコンビネーションがベストというスタッフのアドバイスに従い、今回は豚肉と相性がいい韓国味を選択。さらに追加で、おろしニンニクと白胡麻を加え、鉄板コーナーに辿り着いた。混んでいる時には4人のシェフが同時に立つ円形鉄板は直径2メートルはありそうだ。皿をシェフに渡したら、その場で焼き上がるまで待機。シェフが皿の中身を全部鉄板の上に乗せると「ジュワ〜」という音と共に煙がモクモクと上がる。鉄板の温度は何と300度以上! 腕くらいの長さがある箸を使って、鉄板の上に乗った食材を右に、左に動かすシェフのパフォーマンスもなかなかのもの。途中で鉄板に水や油を加えて焼き具合を調節してくれる。待つこと3分程で完成だ。我ながらベストコンビネーション!と満足して味わいつつ、2杯目の組み合わせを考えるのも楽しい。
アペタイザーも種類が豊富。シーフードや野菜を使ったお馴染みの中華料理の他にも茹でた蟹足やムール貝などがある。大きな蟹は身がいっぱい詰まっているので専用の道具を借りて黙々と殻取りに励もう。デザートコーナーには沢山のケーキやアイスクリーム、そしてチョコレートファウンテンも。これらが全て食べ放題! ホリデーシーズンのイベントとして、少し趣向を変えたモンゴル鉄板焼きでパーティなんてどうだろう?
〈文・写真/大村 絵理〉
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