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ケイジャン&クレオール料理の「Southern Accent」は地下鉄バサースト駅からすぐ近くにある。ケイジャン料理とはアメリカ南部ルイジアナの伝統料理で、チリやタバスコなどのスパイスが効いた庶民的な料理。対してクレオール料理は歴史的にフランス、イギリス、スペインの支配を受けたルイジアナの先住民とヨーロッパ人の文化が融合した料理で、都会的で洗練されていると言われる。店内はクレオールのテーマカラーである紫、緑、ゴールドの3色を中心にデコレーションされ、とってもファンキー。何か面白い事が起きそう!というエキサイティングなエナジーに満ちている。
珍しいザリガニ料理に挑戦!
オーナーのフランシスが勧めてくれたのは名物クローフィッシュ、なんとザリガニ料理だ!ザリガニなんて食べられるの?と思われる方も多いかも知れないが、私は以前、旅先のベルギーの田舎町で初めてザリガニを食べた時の感動が今でも忘れられない。ロブスターのような風味で、小さな身にぎゅっと旨味が詰まっていて何とも美味だった。フランス料理の影響を受けているクレオール料理でもザリガニはポピュラーな食材のようだ。
ルイジアナから輸入されたザリガニを、銀ダラやハリバットなどの魚の骨、エビの殻、セロリ、ネギ、ニンニク、オニオンなどを5時間以上煮詰めて作ったフィッシュストックで茹でる。このフィッシュストック、全体の75%が無くなるまで煮詰めるというから、かなり濃厚に旨味が凝縮されたものだと想像できる。たっぷりと鍋に注いだフィッシュストックに、パセリ、タイム、スターアニスなどのスパイスと塩、胡椒を加えて、お頭つきのザリガニを入れたら高温で10分ほど熱を加える。茹で上がったザリガニは真っ赤でちょっとコワイ感じもするけれど、ここは恐れず手づかみで豪快にいただこう!
頭からシッポまで旨味ギッシリ
シェフで共同経営者のセスからザリガニの食べ方をアドバイスしてもらった。
(1)頭部分を体から外し、頭部に残ったミソをチューチューと吸う
(2)シッポの付け根に爪を立てて身を外し易くする
(3)シッポと反対側から出ている身を口に含み、一気に殻から外す
この方法だと手をあまり汚さずに食べる事が出来る。ザリガニは頭が大きくて体の部分が小さいので、たくさんあるように見えても、実際に食べてみるとそんなにボリュームはない。アペタイザーにピッタリだ。メニューから単品でオーダーすると6匹、コースのアペタイザーとしてなら一人前4匹がサーブされるとのこと。ロブスターよりも更に甘みが強いザリガニとフィッシュストックから出た魚の旨味、スパイスも効いていて何とも複雑な味がクセになりそうだ。一緒にサーブされるガーリックトーストでお皿に残ったスープも残さず綺麗にいただくのを忘れずに。
料理と共に人気なのが、店に常駐しているサイキック。日本でも人気の、占い師のいるレストランのような感じだ。(サイキックと話したい方は要予約)。7月に迎える25周年記念まで毎月様々な企画が行なわれ、ますます楽しくて個性的なレストランとして注目を集めるお勧めのスポットだ。
〈文・写真/大村 絵理〉
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