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ホーム > イベントトップ > セント・パトリックス・デイ・パレード(2004年3月3日記事)
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St. Patrick's Day Parade
セント・パトリックス・デイ・パレード
March 19[sun] 12:00pm〜
Web : www.topatrick.com
 
St. Patrick's Day Parade
エメラルドの島からきた陽気なお祭り
イギリスの北東に位置する、北海道とほぼ同じ大きさの島国がアイルランドである。エメラルド・グリーンの島と呼ばれるほど自然豊かなこの国の最大の祝日は、毎年3月17日に祝われる『セント・パトリックス・デイ』。この日は、混沌としたアイルランドの地にキリスト教を布教するために心を砕いた守護聖徒、聖パトリックを記念する日であり、西暦461年の昔から最も重要な祝日としてアイリッシュ達の心に刻まれている。
そんな伝統を受け継いで行われる『セント・パトリックス・デイ・パレード』は今年で第17回目を迎える。パレードは今年もヤング通りを中心にして行われ、トロント市内の32のアイリッシュ・コミュニティーから2000人が参加する。

14のマーチングバンドによりアイルランドの民謡等が奏でられ、多文化都市トロントの街並みも、この日ばかりはアイルランドと聖パトリックを象徴する『緑』一色となる。これは、シャムロック(シロツメクサの一種)の葉で、聖パトリックが『三位一体』を人々に説明するため、その三つ葉の葉を例えに使用したことからセント・パトリックス・デーのシンボルとされている。
日本でも人気を博しているU2やEnyaなどを世に送り出した音楽の国、アイルランド。街中にバーやパブが立ち並び、毎晩仲間達、あるいは見知らぬ人達とお酒を飲みながら陽気に語り、歌う。そんな朗らかな国民性が反映された陽気なこのお祭りに、今年はぜひ参加してみよう。
パレードもいいけれど、アイルランドといえばやっぱり飲みたい『ギネス』

ビール好きなら『セント・パトリックス・デイ』と聞いたとたんに思い浮かべるのがギネス(Guinness)であろう。独特の濃い琥珀色、心地よい苦味、強いホップの香り、そしてクリーミーな泡立ち…世界中の黒ビールファンを魅了し続けるギネスの歴史はアイルランドから始まっている。
ギネスをビールの種類であらわすとラガー、エールの2種類のうち、エールタイプの一形態であるスタウトに属す。正確には『ギネス・スタウト』と言い、スタウトタイプのビールと言えば、通常ギネスを指すほど世界的に知られている。
ギネスが他のエールビールと大きく異なるのはその醸造方法である。エールビールは醸造課程で麦芽を焙煎するのに対し、ギネスは麦芽にする前の大麦を焙煎している。これは、ギネス社の創始者アーサー・ギネス氏が、創業当時、ビール醸造用の麦芽にかけられていた高い税金への対策として、大麦を発芽させずにそのまま焙煎するという手法を用いたことがきっかけである。
そんな少し変わったビールが国民の大きな支持を受けたのは、美味しいということだけでなく、『アイルランド生まれのビール』でイギリスを見返してやりたいというアイルランド人の強い熱望に支えられていたからだという。その証拠に、ギネスのラベルに印刷されているハープのイラストは、アイルランドの国章である。
本場アイルランドでは、この国の誇りであるビールを注ぐためのルールが決められおり、腕の良いギネス・サーバーであることを証明する資格をもっているバーテンダーもいる。規定では、まずサーバーからグラスの8分目までゆっくりと注ぎ込み、茶褐色の原液から余分なガスが抜けて空気中の酸素と混じり合って黒くなるまで待ってから、また注ぎ足す。そして、最後にギネスの特徴であるクリーミーな泡を注ぎ足していくことが決められている。1パイントに対しての泡量も決められており、資格のあるサーバーならその泡にシャムロックの葉の絵をかくことが出来るそうだ。
1759年の創業から約240年の長きに渡り世界中で愛され続けているギネスはアイルランドの誇り。アイルランドのお祭りの締めくくりには、やはりギネスを堪能しなければ物足りない。

文/西尾裕美
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