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ムービー
 

インフォメーション
All photos ©Equinoxe Films
[ドラマ]
公 開:2月25日(水)より
監 督:メル・ギブソン
出 演:ジェイムス・カヴィーゼル、 マイア・モーゲンスタイン、モニカ・ベルッチ
サイト:
www.thepassionofthechrist.com
2004-USA- Aramaic / Latin -Rated R
The Passion ofThe Christ
ザ・パッション・オブ・ ザ・クライスト
宗教界に物議をかもす メル・ギブソン渾身の一作
舞台はA.D.30年前後のパレスチナ。何世紀にもわたりユダヤ人は、彼らの神聖な土地を悪の手から解き放ち、威厳を取り戻すために救済人『メサイア』の出現を待ち望んでいた。そんな折、ナザレスに住む無名のユダヤ人大工、ジーザスが多くの民衆を魅了し始め、人々は彼こそがメサイアであると考えるようになった。
しかし同時に、ジーザスには多くの敵がいた。ジーザス抹殺の陰謀を企てるユダヤ教大司祭サンヘドリンは、ジーザスの仲間であるユダ・エスカリオの助けで、ジーザスを捉えることに成功する。エルサレムに連れ戻されたジーザスは、神への冒涜を理由に、死刑を宣告される…。
敬虔なカソリック信者としても知られるアカデミー賞監督、メル・ギブソン(「ブレイブ・ハート」)が、ジーザスの最後の12時間を描いた問題作。『映画史上で最も物議をかもす映画』と言われるその内容は、ユダヤ教指導者や宗教学者から大きな反対を受けており、撮影終了後もなかなか配給会社が決まらなかった。結局、新興の配給会社であるNewmarket Film Groupが配給会社に決定、キリスト教カレンダーの『灰の日』である2月25日に公開される運びとなった。
一体何がそんなに問題なのか、無宗教者の多い日本人にとってはなかなか理解しにくいところだが、要するに、ジーザスの死に対する責任がユダヤ人にあることを示唆するこの映画の内容が、反ユダヤ主義を招く恐れがあるということらしい。その一方で、ローマ法王がこの作品を観て賞賛したと報道されたり、またその報道が否定されたりと、とにかく公開前から連日報道がなされてきた超話題作なのである。
実はこの作品、全編を通して会話は全てアラム語とラテン語で行われる。ギブソン監督が12年もの歳月をかけて構想をまとめ、約250万米ドルの私財(!)を投じて完成させたというだけあって、衣装や食事、俳優たちの目の色や顔つきまでこだわった、徹底的にリアルな作品に仕上がっている。
様々な困難を乗り越えてようやく公開にこぎつけた、メル・ギブソン渾身の一作。あなたはこの作品にどんな評価を下すだろうか?

文/志音 真人
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