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| All photos (c)Buena Vista Pictures |
【コメディ/犯罪】
公 開:3月26日(金)
監 督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
出 演:トム・ハンクス、マーロン・ウェインズ、ジェニファー・エコールズ
http://ladykillers.movies.go.com
2004-USA-English-Rated R |
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| The Ladykillers |
| ザ・レディキラーズ |
| コーエン兄弟が本領発揮 エキセントリックな犯罪コメディ |
舞台はアメリカ南部、ニューオリンズ。風変わりな元大学教授のゴールズウェイト・ヒギンソン・ドー三世(ハンクス)は、ミシシッピー河を運航するリバーボートの船上カジノを強盗する計画を立てていた。この世紀の企みのために、情報屋、爆発物の専門家、トンネル掘りの名人、力仕事担当の筋肉男を集めたゴールズウェイトは、絶好の場所に位置する老女の家に部屋を借りる。しかしこの老女が、教会音楽を練習するという口実のもと地下室に集まった彼らの、真の計画に気付いてしまう。年老いた女一人を口封じのために殺害することなど、造作もないと思っていた彼らだったが…。
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「オー・ブラザー」、「ビッグ・リボウスキ」、「バートン・フィンク」といったエキセント
リックな作品を数多く手掛けつつも、97年には「ファーゴ」でアカデミー脚本賞を受賞するなど、その才能が広く認められているジョエル・コーエン&イーサン・コーエン監督(兼脚本)。アクの強い俳優を繰り返し起用する傾向のあるコーエン兄弟だが、今回の新作では珍しく、メインストリーム系大物俳優のトム・ハンクスを起用、かなり興味深い組み合わせが実現した。
55年にピーター・セラーズとアレック・ギネス主演で公開されたこの魅力的なストーリーを、再び映画化しようという動きは9年ほど前からあり、マックス・D・アダムス(「エクセス・バゲッジ」)、ロバート・ハーリン(「ファースト・ワイフ・クラブ」)などの脚本家がこのリメイクに取り組んだ。しかし結局話はまとまらず、コーエン兄弟の脚本でリメイクが実現することになった。ありがちなB級犯罪コメディになりそうだったこの作品が、コーエン兄弟の手によって救われたというわけだ。
オリジナル版を全く使わずに、彼らが一から書き直したというこの脚本では、主役のゴールズウェイト教授が、ビッグ・リボウスキ以来の『濃い』キャラクターに描かれている(どの位濃いかと言うと、駅弁に入っている干しシイタケの煮しめぐらい濃い)。それを、やっぱりコメディで、すっとぼけた役をやるのが一番お似合いのトム・ハンクスが、クレイジーに演じている。
まさにコーエン兄弟の本領発揮と言えるこの作品。心がざわつく春先の気分にぴったりのコメディだ。
文/志音 真人 |
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