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| Kill Bill:Vol.2 |
| キル・ビル:Vol.2 |
| 奇才タランティーノ監督による大ヒットチャンバラ映画の完結編! |
結婚式当日に、かつて自分が所属していた暗殺団に襲われた殺し屋の『ザ・ブライド』(サーマン)。奇跡的に一命をとりとめ、4年間にわたる昏睡状態から目覚めた彼女は、服部半蔵(サニー・チバ/千葉真一)の造った名刀『ハットリハンゾウ』を手に、夫やお腹の中にいた子供を殺したこの暗殺団のボス、ビル(キャラダイン)への復讐を誓う。
物語の後編となるこの作品では、舞台をメキシコの荒野と中国大陸に移し、ザ・ブライドが暗殺団の生き残りのメンバー2人とビルを探して無慈悲な殺人の旅を続ける。しかし、死んだはずの子供がまだ生きていることがわかり、物語は一転する…。 |
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B級映画を大ヒットさせることができる唯一の監督、クエンティン・タランティーノが、 6年間の沈黙を破って発表した「キル・ビル」。3時間以上の長編であるこの映画を前・
後編に分けたこの作品の前編「Vol.1」は、昨年10月に公開後、 一週目にいきなり2270万米ドル(約27億円)の興行成績をあげる大ヒット作となった。
さて、重度の映画オタクでもあるタランティーノ。この作品でも、マカロニ・ウエスタン(注1)
やスパゲッティ・イースタン(注2)に対する彼の深い愛情が感じられる。立ち回りも完璧に演出
・編集されていて、観る側もアドレナリン発散しまくりである。アニメーションを随所に挿入し、
手足がちょん切れたり腸が飛び出したりする血みどろのアクションシーンをふんだんに盛り込んでいるのも、
タランティーノならではの遊び心。でも暴力シーンに神経質なアメリカの人々は、
そういう点をいちいち問題にして、的外れの議論を展開するから困ったものだ…。
人気が低迷していたジョン・トラボルタを「パルプ・フィクション」で再びスターダムに押し上げ、
「レザボア・ドッグス」では俳優のチョイスに先見の明を感じさせたタランティーノ。
今回起用した千葉真一、栗山千明などの日本人俳優の使い方もうまい。更に日本びいきな彼だけあって、
確信犯的な誇張表現はあるものの、無知からくる無茶苦茶な日本人描写がない点も非常によろしい。
サントラのセンスの良さも相変わらずで、隅から隅まで超クールなこの一本。見逃すなかれ!
※注1…セルジオ・レオーネ監督作を始めとする、ヨーロッパの西部劇
※注2…インディーズ系カンフー映画、日本のヤ○ザ映画やチャンバラ映画
文/志音 真人
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