|
トロント市議会のロブ・フォード議員(38歳、エトビコ・ノース選挙区)が3月31日、同議会で「アジア系の人々をオリエンタルと呼んだこと」に対して、公式に謝罪した。3月6日、市議会で法定休日に小売店の営業を認めるかどうかについての質疑応答があった際、フォード市議が「オリエンタルの人々は犬のように働く。彼らはがむしゃらになってノンストップで働き、マシンの横で眠る。こうやってハードワーカーが生まれる。そして、こういうオリエンタルの人々によってだんだんテイクオーバーされていく」と発言。アジア系の人々を『オリエンタル』と呼んだことが差別的発言になると市議会の内外から批判されていた。
同市議は、「私は決してアジア系の人々を差別する意味でオリエンタルと言ったのではない」と弁明していたが、31日、市議会でアダム・ヴォーン市議が260人のアジア系コミュニティメンバーからの謝罪要求を示し、フォード市議の公式謝罪を求めた。同市議は、「オリエンタルという言葉は、日常語として広く使われている」と説明、「オックスフォード大学ではオリエンタル研究学部、ロンドン大学でもオリエンタル&アフリカ研究スクールというのがある。コーンスターチの宣伝にオリエンタル・フレーバーと書いてある」などと反論。しかし、採決の結果、33票対8票でフォード市議は謝罪すべきだとの結論に達し、市議会議長から謝罪するように促された同市議は、小さな声で「ソ−リー」とだけ言って着席した。
|