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ここ2週間ぐらい朝帰りの日々が続いている。残業したり友人と飲んだりで始発で帰宅し、すぐには眠れないからDVDを観たりしてから3、4時間眠ってまた会社へ行く。そんな毎日を続けていると、何だか自分がどこか違うところを彷徨っているような、妙な浮遊感に襲われてくる。この浮遊感というか、熱病に冒されたかのような物憂げなトーンが僕はすごく好きだ。で、平凡な毎日を送っている時(つまり普段)は、小説とか映画の中にこの熱を求めることになる。沢木耕太郎の『深夜特急』とか、映画で言うとこの『ブギーナイツ』ね。70〜80年代のポルノ業界を舞台にしたこの作品は、ある高校生が、トップ・ポルノ男優へと登り詰めていくというストーリー。もうこれを聞いただけでかなり濃い感じはするけど、撮影当時26歳というアンダーソン監督が、この、ある種クレイジーな雰囲気をうまく保ちつつ、かなりセクシーかつスタイルのある作品に仕上げている。70年代に青春時代を過ごしたかった! そう熱望するのは、僕がこのクリーンでPolitically Correct過ぎる世代に生きているからだろうか?
BOOGIE NIGHTS ブギーナイツ
(1997年公開) 監督:ポール・トーマス・アンダーソン/主演:マーク・ウォールバーグ
◆ドギマギ純愛度…………★☆☆☆☆
◆エロエロセクシー度……★★★★★
◆ドロドロ愛憎度…………★★★★☆
シネ・マサト
早朝の電車で出勤途中のサラリーマンに囲まれて帰宅する自分って、妙に悪いことをしてる感じでなかなか悪くない気分。でも家で待ってる猫を見た瞬間に、ものすごい罪悪感。
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