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東京ゲームショウ作業が無事終了。今回作ったムービーは、スピード感と武器に的を絞りつつ、レースゲームであることが伝わるように気をつけた。おかげさまで印象は概ね好評のようで、これを機にフェイタルイナーシャの認知がさらに広がることを願うばかりである。と、余韻に浸るまもなく今度はデータの最適化と調整である。
最適化・調整とは、主にゲーム機の仕様にあわせて処理速度やメモリ容量以内に収めるようにするための作業のこと。3Dモデルを形成するポリゴンの数やそのモデルに貼られているテクスチャのサイズ、さらに火花や煙に使われるパーティクルと呼ばれる粒子処理の見直しなどが行われる。また、走行感触や、武器の使用感、破壊モデルのリアクション等の調整も含まれる。走行の調整は、とにかく走り、走り、走りこむ。微妙に地面と反発し浮いている感触を大事にしながら地面の起伏やコーナー角度、走行時の風景の見え方、スピード感、難易度などを調整していく。そしてPlaystation3ならではの領域だが、全てのオブジェクトが物理演算に従って動作するようにしているため、武器や物体、破片の重さ、吸着、反発、磁力、摩擦、衝突判定等膨大なパラメータの調整をトライアンドエラーで行っていく。例えば損壊した破片が2次被害、3次被害を引き起こし面白い効果になるように仕掛けを作るわけだが、これがまた気の遠くなる作業で、リアルに動く反面、最初は狙った通りに動いてくれないのだ。どこに原因があるかをしらみつぶしに調整して気持ちのいい壊れ方を演出していく。ああ、根性である。
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