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vol.74ギター珍解説

その1:昔キカイダーという変身ヒーローもののテレビ番組が子どもたちの人気を博していた。怪人が善良な一般市民を傷めつけていると、キカイダーはギターをつま弾きながら悪を退治すべく登場したものだ。そこで解説。彼はアコースティック・ギターを愛用していたからマイクで拾わないと音量は出ないはず。恐らくポータブルのアンプをカメラの死角にセッティングしていたのだろう。さすが音響機材にも強いキカイダーならではの憎い演出だ。その2:フライングVというモデルをご存知だろうか。80年代ヘヴィ・メタル系に好まれたボディがV字型に尖ったギターである。アルバート・キングというブルース・ギタリストも使用した。聞くところによると、座って弾けないし重量もあるから練習するには厄介らしい。しかしよく観察してみるとあの形は本当にVと呼べるのだろうか。弾き終わってスタンドに置くと向きが逆になるからむしろAと言えよう。さらにネック(指で押さえるフレットがある棒状の部分)を考慮すると、Yが反転した形になると指摘したい。その3:英語では手でギターを弾く真似をする時「エア・ギターをプレイする」と言う。空中に浮かぶギターを想定してなのだろう。いかに華麗なポーズを決めるかを競うコンテストまであるらしい。日本では決まってほうきを抱えるのが王道であった。いくら何でも空気はないだろう。参考ながら、学校の昼食時に箸でドラムを叩く真似をするヤツがクラスに一人はいた。

ケン 吉岡
(トロント在住ミュージシャン、ハーモニカ・プレイヤー)ライブ:毎週日曜日 3:30pm Sublime Cafe (219 Augusta, Kensington Market) にて。カヴァーはチップ式。
ken0122yoshioka@yahoo.co.jp
www.myspace.com/kenyoshioka

最終更新日 : [01/23]
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