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音楽、特にブルースが話の重要なファクターになる映画、例えば『ブルース・ブラザーズ』、『クロスロード』では、ハーモニカ(ブルース・ハープ)の演奏シーンが随所にフィーチャーされている。
ブルース・ブラザーズのモデルになったのはカナダを代表するブルース・バンド「ダウンチャイルド・ブルース・バンド」のメンバーであった。彼等は今でもトロントを拠点に活動中。
僕がカナダに来た頃に公開された『フォレスト・ガンプ』。当時、英語の勉強に…と原作を読んだものだ。小説の中では、ガンプはハーモニカ奏者としてCracked Eggsと命名されたバンドとともに活躍する。もっとも原作ではプロレスラーにさえなる部分があり、これもまた一興。
かの太宰治の『懶惰の歌留多』という短編の「とうもろこしは下品な食べもの、食いついている姿はハーモニカを懸命に吹き鳴らしているようである」というくだりには思わず失笑せずにいられない。確かにハーモニカを吹く格好は決して見映えがいいと言えず…。
遠い昔、幼い妹達を夢中にさせたある少女漫画の中で、キャンディという名の主人公は、恋い焦がれていた不良少年の吹かす煙草を取りあげ、かわりにハーモニカを差し出す。そんな場面をふと思い出した。僕はハーモニカだけで煙草はやらない。
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