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レコーディング・スタジオで働いているバンド・メイトから呼び出される。何かの曲にハーモニカを吹くのかと思いきや、ボクの声を録音したいとのこと。まさか歌うわけではないだろ。とにかくスタジオへ直行。どうやらコンピューターのポーカー・ゲームの音源を製作中らしい。その中のキャラクターにアジア系が一人いて、その声を訛りのある英語で入れて欲しいと言う。はて、訛った英語ですか。以前このコラムに発音講座を書いた手前、ちょっと面目が潰れそうだが。実際「それ程強い訛りというのではなく、やや固い調子でネイティブではないな位の英語でOK」と頼まれたのでまあいいか。"All right. Call me a gambler!"
早速、台本を見ながらセリフを吹き込む。"Bet"「賭ける」"Fold"「降りる」と言った基本用語から始まって、"Full house" "Straight" 等決まり手各種、また"Unbelievable"「信じられない」 "You got to be kidding me!"「冗談だろ」、など場面場面で出てくる表現も。興奮した時のセリフ"Son of a bitch!"(ニュアンスとしては「この野郎」、産みの親を言及している悪口と言う意味では「お前の母ちゃん出ベソ」的)では「感情が入り過ぎだよ。もっと加減して」と録りなおしさせられる。
Well, well, well. 最近流行してきたポーカー・ゲーム。このソフトが発売されたらボクの声が世間に出回ることになるのか。次回はハーモニカでスタジオ・ワークがあればいいんだけど。
ケン 吉岡
トロント在住ミュージシャン、ブルース・ハープ・プレイヤー
年末のライヴ予定はウェブサイトを見て下さいまし。
ken0122yoshioka@yahoo.co.jp
http://ca.geocities.com/kenyoshioka99
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