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知人のCDレコーディングに全12曲ブルース・ハープを吹くことになった。彼はチャキチャキのカントリー・ミュージシャンで、普段着からしてカウボーイ・ハット、リーヴァイス(かどうかはわからないがジーンズ)にカウボーイ・ブーツというこだわり派だ。
カントリーというと最近のポップで商業的なものを連想する人も多いと思うけど、やはりジョニー・キャッシュ(去年映画化された自伝映画"Walk The Line"から興味を持った人もいるのでは)が今でも最も愛されているシンガー。北米では、日本人にとっての演歌(?)のような心の故郷的な存在。ブルー・グラスとともに土の匂いの漂う何か懐かしいもののようだ。トロントのローカル・シーンでもここ数年盛り上がっている。もっとも長く継承され、深く根付いている音楽であるのだが。
さて一方、これには「白人の白人による白人のための音楽」という排他的なイメージが昔はあった。実際にアメリカではそのような気質が未だに残っているのかもしれない。ただ2006年の今、ここトロントではもっとオープンな印象を受ける。この都会の中の田舎の音楽とハーモニカとは相性がよく、ボクがアジア人だろうが、酔っ払いだろうがどこでも歓迎される。まあ、今の世の中、人種による違いがどうのこうのなんて言う野暮な考えは時代遅れ。「人類皆兄弟」と言える程世界は一体ではないが、少なくとも音楽の世界に国境はない。
ケン 吉岡
トロント在住ミュージシャン、ブルース・ハープ・プレイヤー。神奈川県鎌倉市腰越3丁目出身。
ken0122yoshioka@yahoo.co.jp
http://ca.geocities.com/kenyoshioka99
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