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『キュレーター』って聞いた事ありますか? キュレーターとは、映画業界でいうプロデューサー、野球でいうキャッチャー、家庭のお袋さん、学校の教頭先生、いわゆる展覧会の陰の番長のことです。日本語訳だと学芸員(でも、微妙に意味がちがいます)。コンテンポラリー・アート(現代美術)の世界で、展覧会を企画し、アートと社会の橋渡しをする重要な存在がキュレーター。具体的な仕事は、展覧会のテーマを考え、参加アーティストやアート作品を選択し、しかるべき展示会場に、好ましい効果を発揮するようにアート作品を設置し、カタログに文章を執筆することなどである(wikipediaより抜粋)。ということは、創作活動をしている人達は多かれ少なかれキュレーターの仕事をしている事になる。 規模が大きい展覧会をするときには、やっぱりキュレーターが必要。かなりアーティストは楽になる。一人暮らしで自炊していたのが、同棲で負担が半分になるっていう感じだろう。同棲といえば、してしまった為に自由を奪われ、気ばかり使って自分らしく生きられなくなった、なんて話もよく聞きます。展覧会に関してもそれは同じ。 キュレーターとアーティストのコンビが上手くいかないと展覧会はめちゃめちゃになっちゃう。漫才でも必ず「突っ込み役とぼけ役」がいる様に、力関係が上手く調和出来るかが鍵なんですね。尻に引くスタイル、亭主関白のスタイル、単なるバカップル…恋愛関係にも色々あります(笑)。いやいや、要するにお互いのキャラが生きればいいんだね。お互いにハッピーであれば。 最近、2つの全く異種の展覧会のキュレーションをすることになったんだ。「アートと社会の橋渡し」が僕の最重要課題。今んとこ、アーティストの個人的モチベーションや目標はどうなんだろう? っていう所にジャブを入れてみてますよ。一方通行にならへんように気〜つけへんとな〜。アーティストがピッチャーなら、キュレーターがいいリードをしないと負け投手です。全然スタイルが違う桑田と松坂ではリードの仕方も全く変わってくるってことですね。でも、アートに勝ち負けってあるんかいな?
武谷大介(たけや・だいすけ)。美術家。高校卒業と同時に17歳で渡米。ニューヨーク・アカデミー・オブ・アート大学院修士課程修了。一時帰国後、カナダに渡る。現在トロント市を拠点に作品を制作・発表。またラ・シタデール・インターナショナル・アカデミー美術講師として「アートの苦手な子をなくそう!」をスローガンに子ども達を指導している。著書に「こどもの絵―eyes of a child (一莖書房)」がある。www.daisuketakeya.com
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