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ここトロントにも数え切れないほどたくさんのアーティストがいる。一言でアーティストといっても、巨匠クラスから、学生や趣味が高じた人など様々である。大概のアーティストは作品販売だけでは食べていけないので、副職を持っている。辞書で調べてみると『アーチスト>げいじゅつ-か 【芸術家】 画家・音楽家など芸術活動をする人、と出てくる。なるほど趣味であっても、活動を伴えばアーチストと呼ぶことが出来るのだ。私自身も学校の先生という副職を持っているが、紹介されるときに「先生…」と言われるとかなり悲しい気持ちになる。
学校のアートの時間では、生徒をアーティストと見なして、教師はアシスタント、或るいはコーチだと思って授業をするように心がけている。だから、美術の授業では、アートが苦手な苦手な子も含めて生徒みんながアーティストだ。要するに創作することが一番大事で造っている時はみんなアーティストって感じだろう。家で何気なく作品を作ったらやはり人に見てほしい。そんな人はもう半分アーティストになっている。どうだろう、「なんちゃって、アーティストになる」というのは。
いくつか作品がたまったら展覧会をしよう。最初は、お気に入りのカフェに描いた絵を持っていって飾ってもらうとか、自分のアパートを解 放してオープンスタジオっていう具合に作品を見に来てもらうのもよいだろう。少し自信がついたらトロント・アウトドア・アート・エクジビションなどのアート青空市にも出てみるといい。そういった時はスライドを作る必要があるが、そういった作業もやってみると結構簡単で楽しい。
トロントにはその他にも発表できる場 所がたくさんある気がする。調べてみるといいかもしれない。
最近、PAYという日本人アーティストに会った。彼はアートを始めて1年くらい だが、なかなか面白い作品を作っていた。彼は売ることは大事だが、なかなか作品を手放したくないといったようだった。アーティストは何年やってるかではなく、どれだけ作品に入れ込んでるかなのだ。
*PAYの作品「Park」
だいすけ先生 武谷大介(たけや・だいすけ)。美術家。高校卒業と同時に17歳で渡米。ニューヨーク・アカデミー・オブ・アート大学院修士課程修了。一時帰国後、カナダに渡る。現在トロント市を拠点に制作・発表。また、ラ・シタデール・インターナショナル・アカデミー美術講師として「アートの苦手な子をなくそう!」をスローガンに、子ども達を指導している。その他、JAVAアドバイザー、フリーアートライターとしても活躍中。 著書に「こどもの絵―eyes of a child (一茎書房)」がある。 www.daisuketakeya.com
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