やわらかい生活
(2006年公開)
監督 : 廣木隆一
主演 : 寺島しのぶ ・豊川悦司
いやぁ、梅雨明けした東京は暑い! 駅から会社まで徒歩10分もかかるので、毎朝オフィスに到着した時点で既に顔はギトギト(汗っかきなのさ)、脇汗びっしょりである。涼しげな雰囲気を売りにしているボクは、こっそりトイレに直行して『ビオレさっぱりシート』的なもので汗を拭いてやっと一息つけるという塩梅である。それでも東京大好きなボクは、うだるような暑さの中で、アスファルトの照り返しとビルの室外機からの熱風を身体に感じながら雑居ビルの立ち並ぶ路地裏かなんか歩いていると、何とも言えないノスタルジーを感じる。それはボクが生まれ育ったのが、東京の中でもとりわけ雑多で庶民的なエリアだったからなのかもしれない。-この映画の冒頭でヒロインが蒲田という街を“「粋」のない下町”と表現したフレーズに、ボクは完全にしびれてしまった。そして鬱病を抱える魅力的な不美人と彼女をとりまく優しい男たちの、気だるくてほのぼのした生活は限りなくリアルである。こうしている今も、息苦しいほど暑い灼熱の東京のあちこちで、こんなドラマが進行しているのかもしれないね。
シネマサト
同じ監督&女優さんのコンビによる前作「ヴァイブレーター」も相当面白かった(コラムニストの風上にも置けない表現ですみません)です。それにしても寺島しのぶはエロいね、ホント!
|