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自他共に認めるスポーツバカの俺は、海外での長期滞在の場所に野球の他、沢山のスポーツを観戦出来るトロントを選んだ。実際に04年はあらゆるスポーツを70試合も観戦したが満足していない。なぜならNHLを観戦していないからだ! 本来なら今頃リーフスファンの熱気で溢れかえっているはずだろ!
殆どのプロスポーツがストやロックアウトを経験している。原因はいつも、サラリーについてファンの存在を無視した経営者と選手が共に正当性を主張し、交渉が決裂するため。プロスポーツの主な収入源が放映権や広告収入になってきたとはいえ、ファンの存在は決して無視出来ないはず。だがしわ寄せを受けるのはいつもファン達。どうせ飢えたファンは金を惜しまないだろう、という経営者の声が聞こえてくるようだ。と言いつつ俺もその術中にまんまとハマってしまい、ついついチケットを買ってしまう。本来なら俺のような人種こそ金の亡者共を糾弾しなければならないのにそれが出来ないというジレンマがある。
それでも数年前、金についてほんの少し訴えたことがある。NBAの試合が日本で行われた際、選手の中に年俸25億という奴が居た。お前のサラリーのお陰でチケットが高い! と俺はボードに書いて掲げたが、その時の反応が面白かった。外国から来たメディアやファンは、「グッドだ!」と言ったのに対し、日本のファンは「来てくれた選手に失礼だ!」とマジで怒り、放映権を持つテレビ局は「映るとマズいんで下ろして下さい」、と間抜けなことをヌカしてた。「アホかお前! 日本人はナメられてんだぞ!」と言い合いになったが悲しいことに、大概の日本人はどんなにチケット代が高騰しようとも喜んで買ってしまう。
来日するチームは財政難であることが多い。損失を少しでもジャパンマネーで補填しようとしているのだろう。日本は重要なマーケット、と関係者は口にするが、別の言い方をすれば日本人は大金を出すカモということ。ファンなら高額でチケットを買っても仕方がない。でも買う際にナメられていると認識して買うのと、しないで買うのとでは違うような気がする。もちろん北米でも価格は年々高騰しているが、現地のファンの誰もが、ファンをナメんな!と主張しているように感じる。それらの主張が価格の改善につながるかどうかは分からんが、そういうファンの厳しい目が素晴らしいプレーにつながっていることは間違いない。一方で、日本人はまだまだ選手に対する目が甘い。その上、流行っているとあらばロクな知識もないまま大金をはたいて大騒ぎする。日本の選手は一流になったがメディアやファンは未だに三流、などと外国人に言われても当然だ。
ロックアウトの話から、いつの間にか日本人ファンの話に変わってしまったが、オーナーや選手はファンのことをもっと考慮し、ファンはオーナーや選手に対して厳しく接するべき、だと思う。特に日本人はファンとして常に主張して逞しくならんとイカンね。
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