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と言っても俺の事じゃないよ。本家本元のメイルマン、バスケットボール選手のカール・マローン(元ユタ・ジャズ)が引退をしたのだ。自称、日本一のマローン・ファンの俺にとって本当に残念な出来事だ。
雨の日も風の日もボールをゴールへ確実に運ぶことからメイルマンと呼ばれるようになったマローンは、19年の現役生活で優勝することは出来なかった。しかし、レギュラーシーズンMVP2回、オールスターMVP2回、歴代2位となる通算3万6928得点等々、大変輝かしい成績を残している。にもかかわらず彼は、最後まで実力相応の評価をされずに終わってしまった。それは同じ世代にマイケル・ジョーダンがいたため、その陰に隠れてしまったという事以上に、選手生活の大半を大都会ではないユタ州ソルトレイクシティで過ごしたという事が大きい。メディアはスモールマーケットを相手にしない。注目するのは大都市のチームやジョーダンクラスの超大物選手ばかり。日本ではさらにその傾向が強い。それはメジャーリーグの報道を見ると良く分かる。取り上げるのはヤンキースやマリナーズといった日本人選手の居るチームや人気チームばかりで、ブルージェイズは何の話題にも上らない。
スモールマーケットや不人気チームと言えども見所は沢山あるし、実力のある選手も沢山いる。また、そういった情報を欲しているファンも大勢いる。しかし、メディアが望むのは媒体の売上と視聴率だけ。知名度の低いマローンやブルージェイズは全く取り上げない。日本で発行されている某NBA雑誌などは92年の創刊以来、1度もマローンとマローンがいたユタのチームの選手を表紙に起用したことはない。マローンを野球で例えるならば通算700本のホームランを打ったようなもんだぞ! そんな偉大な選手を無視すんじゃねえ!
とは言っても、今すぐマイナーなニュースを報道しても殆どの人が興味を持たないだろうから、有名人をばかりを取り上げるのは当然。問題なのは報道する際に表面的な事にしか触れないため、スターが出現しなければ反応しない世間を作っているということなのだ。スターを報じるならば、その人を取り巻く環境やスポーツの魅力も掘り下げて伝え、根強いファンを育成して欲しいと俺は思う。スポーツに興味の無い人は関係ないと思うかもしれないが、これはスポーツ以外の事にも言える。流行るとあらば何にでも食い付き、鮮度が少しでも落ちれば簡単に見切りをつけるメディアは、世の流行をある程度操作している。対象となる人物や組織はそれによって振り回されることになる。こういった状況を、日本人は熱し易く冷め易い人種だから…で片付けて欲しくない。氾濫する情報をいかに選別し、自分に有益なものとして活用するかはその人それぞれの責任。しかし、表面的な事を闇雲にバラまいて世間を軽薄なものにしてしまいがちなメディアに、俺はあまり賛同出来ない。と偉そうに言ってしまったが、俺の言いたい事はただ一つ。誰かマローンの功績を正当に報道してくれぇぇ!!
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