bits lounge
bitsブログ、トロント在住ライターのコラム集、トロントリアルライフ、体験談etc

ホーム > ブログトップ > 其の十「祝W杯出場!」
SHOP ショップ
コラムバックナンバー 2003年特集記事

其の十「祝W杯出場!」

photo…と祝辞を述べるのは俺の本意ではない。だってサッカー日本代表は予選を突破して当然、勝たなきゃイカンでしょ。

最終予選で日本と同じ組に入っていたのはイラン、バーレーン、北朝鮮。北朝鮮は国内の情勢が安定しているとは言えず、スポーツをする環境も決して近代的とは言えない。イランやバーレーンは日本以上にサッカーが盛んで、経済的にも石油の恩恵を受けているが、日本ほどW杯に対する熱狂的な雰囲気や、スポンサーなど周りからのバックアップもない。

一般的に日本人がサッカーへ特別な感情を抱いているとは思えないが、代表戦となると話は別。W杯に至っては異常な盛り上がりを見せる。メディアは面白いネタとして大々的に報じて、ファンはそれに一喜一憂し後押しする。企業は恰好のビジネス対象として多額の資金を投じる。要するに日本は同じ組の他の国々に比べ、勝ち抜くための外的条件がかなり整っていたのだが、W杯出場を決めるまでの道のりは平坦なものではなかった。

予選が始まってもチームはなかなかまとまらずに苦戦続き。5月末に行われたキリン杯ではペルー、UAEを相手に1点も取れず、まさかの連敗。この大会の後、選手達は話し合いの場を設けてようやく一枚岩となったようだが、俺は「まとまんのが遅いんじゃ!」とツッコミを入れたくなった。代表チームは、恵まれた環境で一体何年準備をしてきたんだ? まとまりの無いまま予選に臨んだというのか?サポーターの期待を裏切るんじゃねえ!

俺がこんな事を考えるようになったのはキリン杯の後。結果的にあの大会での敗戦があったからこそチームが一つにまとまる事になったのだが、試合後のインタビューで多くの選手が「内容が良かった」と連発。関係者の中には「これは予選じゃないから負けても構わない。課題が見つかって良かった」なんてことを言うアホも居た。んじゃ何か? あの試合をスタジアムで観ていたサポーターは「負けてもいいや」と練習気分でプレーしていた馬鹿共のために高い金を払ったのか?違うだろ! 観客の誰もが代表の仕上がりを信じて、勝利を観るために来たんだろ!
選手や関係者のコメントには多少の強がりがあったのかもしれない。しかし明らかに観客を気遣う態度じゃない。あの大会では誰もが勝利を期待していたし、結果が求められる、とメディアも散々煽っていた。それなのに当事者は次に繋がるからと勝手に納得。確かに本番に向けて実戦で調整というのも必要かもしれない。しかしプロである以上そんな事は口にすべきではないし、負けてもいいという思いがほんの少しでもあるのなら絶対に金なんか取るべきではない。キリン杯だって立派なプロの試合だし観客が望むのは内容ではなく結果。選手が強がりを言っても、それは単なる言い訳だ。

チームがまとまらなくてもチケットは完売し、デカいバックアップの上にあぐらをかいている日本代表。ちょっと言い過ぎかもしれんが、こんなんでドイツ大会は大丈夫なのか? 頼むゼ、日本代表!

最終更新日 : [07/20]
▲PAGE TOP 
E-mail: webinfo@bitslounge.com | Copyright(C) 2004 Bits Box. All Rights Reserved. 掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。