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其の三十「寂しく終わったバスケ世界選手権」

photo今夏、日本でバスケットボールの世界選手権が開催されたが、まさかこんなに盛り上がらないとは思わなかった。ハッキリ言って期待外れ。試合は接戦あり、番狂わせありで面白かったにもかかわらず全く注目されず、バスケファンの心には寂しさだけが残った。これは放映権を獲得したテレビ局に責任がある。
ファンにしてみれば、世界選手権は超ビッグイベント。来日メンバーもNBAのスターが多数。それなのに地上波での放送は日本戦の5試合と決勝のみ。しかもみんなが寝静まった深夜の放映。開催前も期間中も宣伝はほとんど無しじゃ、マニアックな人しか気付かないよ。
俺は毎度言っているように、騒がしいだけの芸能人を起用したり、実力に見合わない報道や宣伝には大反対。しかし今回は宣伝も中継も少な過ぎ。大会の持つ意義や価値に相応しい扱いではなかった。宣伝すれば盛り上がったの? と質問されそうだが、間違いなくもっと盛り上がったはず。なぜならメディアは世の中の注目度を操作することが出来るから。
ボクシングを考えてみてくれ。今回のテレビ局は、ほんの数週間前には亀田を必要以上に取り上げて一躍スターに仕立て上げ、ボクシングに見向きもしなかった日本人に注目させた。もちろん亀田に責任はないが、局が過剰な演出をし、亀田イコール最強のボクサーという虚像を作ることで人々を洗脳したのだ。これが俺の言う、メディアによる世の中の操作。
漫画スラムダンクやマイケルジョーダン、田臥勇太の功績もあり、日本人はバスケが面白いスポーツであることを知っている。だから日本が世界レベルに達していなくとも、日本での選手権開催が決まったのだ。開催されていることを知っていれば、そして中継を違った時間帯に沢山設定していれば、きっと多くの人が世界レベルのプレーに注目したはずだ。アメリカ代表のスーパープレーを目の当たりにしてビックリしたはずだ。残念ながらアメリカは準決勝で敗れてしまったため、地上波で迫力あるプレーが放送されることは無かったが、例えるならば、ジダン、ロナウジーニョ、ベッカムが来日してもケーブルテレビでしか試合が放送されないようなもの。こんなことが許されるのか?
俺は以前、問題のテレビ局のスポーツ担当者数人と話をしたことがあるのだが、何のスポーツに対しても信じられないほど無知で呆れ果てたことを覚えている。あの局が何故、放映権を獲得したのか全く理解出来ない。亀田演出に金を使い過ぎたのか? まぁ、今更理由なんてどうでもいいや。今後は世界的なイベントの放映権が、あんなアホテレビ局に渡らないことを祈るだけだ。
決勝戦当日のさいたまスーパーアリーナ前。近所のお祭りよりも盛り上がらない雰囲気の中、全く華の無いマスコットと子供が遊んでいる光景が、益々寂しくさせた。

最終更新日 : [09/27]
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