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其の三十三「日米野球の存続を!」

photo2年に一度の日米野球が開催された。この時期になると精神年齢の低い俺はますます子どものようになる。グローブ持参でドキドキ、ワクワクしながらいざ東京ドームへ。しかし残念なことに日米野球は今回が最後かもしれないとの噂がチラホラ(涙)。理由はあれこれ言われているが、その一つがワールドベースボールクラシック(WBC)の優勝で日本のレベルの高さを世界に示したのだから、これ以上メジャーと交流を深める必要は無い、とのこと。おいおい、勝ち逃げかよ!
メジャーファンの俺にしてみれば、交流を深めることは日米問わず若い選手には大きなチャンスだし、将来メジャー行きを視野に入れている日本の選手にとっても素晴らしい舞台。今後、日米野球を世界最強のベースボールリーグ決定戦と位置付けて新たな歴史を作って欲しいと腹の底から願っている。
今回、我らがジェイズから日米野球に参加した選手は背番号35、ライル・オーバーベイ。今季のジェイズはリーグ最強と言っても過言ではない充実した攻撃陣が調子の上がらない投手陣をカバーし、ひと時は地区優勝も狙える位置に付けた。ライルはその超グレートウルトラ攻撃陣を形成した一人。自己最高の3割1分2厘、22本塁打、92打点は立派の一言! 移籍一年目ながら、今やジェイズの顔! そのライルが日米野球の意義について語ってくれた。
「日米野球はかつてのようにメジャーが一方的に技術やパワーを日本へ伝えるだけのものではない。WBCで証明されたように日本は今や世界のトップ。その日本から我々メジャーリーガーも多くを学びたいし、リーグの威信を賭けて戦うことは本当にエキサイティングだ。今後も存続することを願う」
日本選手会のように一度の勝ち負けだけで『必要が無くなった』と切り捨てるようなことはせず、真の交流の場として確立することを望んでいるのだ。
日米野球ではファン投票で選ばれた12人中7人が辞退するという異常な事態の日本プロ野球。ファンのため、ファンのためと言いながら、ファン投票の存在を完全に無視して俺達をガッカリさせた上、試合もメジャー相手に5戦5敗。この現実を選手会はどのように受け止めるのだろうか。それでも尚、日米野球ファンを否定し続け、メジャーから学ぶことは何も無い、と日米野球廃止へ向けて動くのか。選手会は日程が厳しいと言うが、レギュラーシーズン、プレーオフ、日本シリーズを合わせてもメジャーリーグのレギュラーシーズン162試合には及ばない試合数をカリフォルニア州ほどしかない国土の中で楽チンに移動する日本プロ野球。そんなぬるま湯に浸かりながらファンの声に耳を傾けもしないで権利ばかりを主張してるようじゃ、メジャーリーグには一生追いつけないんじゃねえの? 次回のWBCの結果が心配だ。

最終更新日 : [03/02]
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