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11月21日、日本プロ野球(NPB)のドラフトが行われた。残念ながら俺の応援する愛媛マンダリンパイレーツから指名された選手はいなかったが、巨人が5順目で香川オリーブガイナーズの深沢投手を、千葉ロッテが7順目で高知ファイティングドッグスの角中選手を、さらに育成ドラフトでヤクルトが香川の伊藤投手を指名! 四国アイランドリーグから、なんと昨年を上回る3名の選手がNPB入りの切符を手にしたのだ! 素晴らしい! 独立リーグとはいえアイランドリーグは立派なプロである。しかしリーグ発足当初、NPB関係者や全国の野球ファンは、本当にアイランドリーグからNPBへ行く選手が出るのか、さらにはアイランドリーグ自体を運営していけるのかどうか懐疑的だった。今でもアイランドリーグは世間からなかなかプロとして見てもらえない。だから選手達は日々悔しい思いをしている。この度、ドラフトで3人が指名されたことはアイランドリーグがNPBへの登竜門として広く認知されるキッカケとなるはずだ。 注目度が上がれば上がるほど、選手はぶざまなプレーなんて出来なくなる。 同じリーグで戦った仲間が指名されたことは選手達にとって喜ばしいことであろうが、それ以上に心の底では嫉妬が渦巻いているに違いない。そして、もしそうでないならアイランドリーグにいるべきではない。同士の朗報を『本当に良かった』と心底喜んで、ニコニコしているだけの仲良し集団ではアイランドリーグの存在意義を否定することになる。アイランドリーグからのドラフト指名はたしかに励みになるが、他の選手達はそれによって思い切り嫉妬し、更なるレベルアップに努めなくてはならない。周りの評論家や野球マニアが何と言おうと、NPBはもはや夢ではなく、目標なのだ。言葉は悪いが、仲間を蹴落としてでも上を目指して欲しい。しかしそんな心配を俺がするまでもないようだ。 ドラフト当日、パイレーツの選手達は朝からハードな練習をこなしていた。練習の合間にドラフトの情報を聞き、喜びながら同士の更なる成功を祈っていたが、同時に嫉妬心もヒシヒシと伝わってきた。チームナンバー1のスイングスピードを誇る荒木選手は、気合い十分な掛け声と共に腕の力が無くなるほどバットを振り続けていた。チームのエース浦川投手は、自慢のヒゲを剃り落とし、来季の飛躍を誓って黙々と走り込みをしていた。成長株の長崎選手は、チームのトレーナーが心配するほど全力で練習に励んでいた。若手捕手の梶原選手は、肩が壊れるのではないかと思うほどセカンドへの送球を繰り返していた。選手達にこれほどの活力と闘争心があれば、必ず本人達が納得のいく野球人生を送ることが出来るはず。 こりゃ来季の飛躍が楽しみだゾ!
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