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またしても行っちゃいましたよ、有馬記念! いや〜、ディープインパクトはホントにスゴかった! 一頭だけ別次元だったもんね。競馬界には毎年のように強い馬が現れるが、ディープのように社会現象にまでなり、競馬ファンでなくとも名前を知っているような馬はなかなか現れない。そんな馬は1990年に引退したオグリキャップにまで遡る。今回の有馬記念を最後に引退したディープ。今後もレースに出れば勝てるだろう馬の引退を誰もが惜しんだ。でもファンは最終的には納得出来ると思う。だってディープはすでに伝説だから。それにディープがボロボロになるまで走る姿を見たくないしね。 ファンにとってはなかなか受け入れられない絶頂期のスポーツ選手の引退。まだまだ素晴らしいプレーを披露してもらいたいし、今後の活躍も期待出来るからだ。それでも最終的に受け入れるのは、その選手が沢山のドラマを見せてくれたし、惨敗など想像出来ないほどの伝説と化しているから。ファンは『やっぱり奴は凄かった』と語り継いでいくこととなる。惜しまれながらも檜舞台から去るということは誰もが出来ることではなく、選ばれた者だけに許された最後の花道。 スポーツ界で、絶頂期に引退した選手といえばマイケル・ジョーダンを思い出す。ジョーダンも、ボロボロになった自分の姿をファンに見せたくない、と言っていた。そして本当に引退して伝説となった。それはジョーダンだからこそファンが受け入れた引退であり、ディープインパクトもディープインパクトだからこそ許される引退のように思う。 いつまでもしつこいぞ! と言われそうだが、俺は中田英寿の引退を今でも受け入れることが出来ない。俺は中田こそ日本人最高のサッカー選手だと信じているが、彼が何かを成し遂げたとは思えない。誰もが納得するほど沢山の栄光を掴んだのか? 俺達にジョーダンやディープのような圧倒的な強さを見せつけてくれたのか? どちらの問いにもイエスとは言い難い。しかも、引退を決めた後にワールドカップでの日本代表の敗因を冷静に解説している姿を見たら、だったらそれを次に活かしてくれよ! と思ってしまう。 スポーツ選手を目指す人に言いたい。プロとは、人生の自由を制限されることもある厳しい世界である。個人の自由だから、と好きな時に辞めるような奴はプロにはなるべきではない。自分の知らないところで数えきれないほどの期待が生まれることを認識して欲しい。引退する時は頂点を極めた時、もしくはボロボロになった時。つまり本人だけでなく、勝っても負けても明らかに完全燃焼したとファンにも思われた時。 俺はジョーダンや中田の引退、そして『真っ白な灰になる』という明日のジョーの台詞を思い出しながらディープの最後の走りを見ていたのであった。
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