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其の五十八「体中が痛いよう(涙)」

photo先日、編集部のYさんに「東京マラソン、出場しなかったんですか? あぁ、(体力的に)出られなかったんですね。メイルマンさんって、スポーツマンて感じがしてたんですが…」と言われた。俺自身もそう信じてました。しかし! 寒さにゃ弱いし、階段上っただけで息が切れるし、周り曰く「実際は超軟弱野郎」。でもね、でもね、10年くらい前までは、こんなんじゃなかったのよ! 今の俺は本当の俺じゃない! その思いがピークに達した数日前に突然、朝から気合いを入れてトレーニングなんてものをしましたよ。ジョギング、階段ダッシュ、スクワット、その他諸々。午前と午後併せて約4時間!一気に若さを取り戻したと勘違いした俺は気分が良かったが、翌日からが大変。全身筋肉痛で一挙手一投足、全てが思い通りにならん! 箸を持つ指まで言う事を聞かん! こんなはずじゃない! あれしきのトレーニングなんて、かつて野球選手やボクサーを目指していた頃の俺ならば、なんてことなかっただろ!
俺の無謀な行動をスポーツトレーナーの方に話してみた。すると彼は呆れていた。だがこういったケースは珍しくはないとも…。「成人の運動不足が深刻化し、さらに健康指向が突然、注目されるようになった昨今、体力の落ちた方が、こんなはずではない、と無理をするケースが多いんです」なるほど。俺だけがアホというわけじゃないんだな。そんならいいや、って安心してる場合じゃない! 「一歩間違えば大変な怪我に繋がりますよ」やっぱりそうなの? でも、かつての自分を取り戻したいんだよう! 「それを素人が短期間でやるのは無理です。絶対に止めてください。体力向上よりも、現状を維持すること、日常生活のちょっとした行動に気をつけることから始めてください。例えば、姿勢を正すことを意識し、歩く時は歩幅を少し大きくする。猫背の人の多くは背筋と腹筋が衰えています。メタボリックが気になる人の多くは、背筋を常に伸ばして歩くスピードを少し上げるだけでも違いが出ます」なるほど。他には? 「動く時には出来るだけ動かしている筋肉を意識してください。どんな小さな動作も筋肉を意識するだけで刺激となります」なんだ、簡単だな。「そう思うでしょう。でも実はこれが難しい。というより忘れてしまうんです。それにこの程度のことは体力を向上させるものではないし、体力の維持を保証するものでもありません。トレーニングをするための身体作りと思ってください」ん〜、長い道のりだな。そう考えるとハードな練習を当たり前のようにこなすアスリート達は本当にスゲェ! 俺は練習するための練習から再開しなければならんのに…。 
よし、観るばかりじゃなく、少ずつ運動するぞ! そして来年は東京マラソンを走る! と決意するメイルマンであった。

最終更新日 : [04/9]
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