Vol. 7 今が決断のとき? 別れたほうがいいサインとは

 

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私のクリニックには毎日のように恋愛、結婚関係の悩みを抱えた方がいらっしゃいます。そして、その多くが「別れるべきなのはわかっているけど決断できない」ケースです。繰り返す浮気や虐待の問題以外で、今回お話するような「思い当たったら別れた方がいい」ポイントについて考えると、多くの方がすっぱりと別れを告げる心の準備ができるようです。


自己嫌悪に陥るような言動をとってしまう他の人と接する時には問題ないのに、今付きあっている相手に限って必要以上にきつい言い方をしてしまったり、他の人と付きあった時にはなかった極度の嫉妬や疑惑を感じたり…。「自分ってこんな人間だったっけ?」と思ってしまうようなネガティブな感情や言動が頻繁に表れるというのは、根本的に相手との相性が悪いからです。恋愛に限らず、人と人との関係で一番大事なのはどれだけお互いのポジティブな面を引き出せるかです。それによって一緒にいる時間が楽しくなるだけでなく、自分のいい面を見ることで自信がつき、精神的に安定することができます。その経験が出来ない相手とは付きあっていてもお互いに精神衛生上よくありません。

「時にはうまくいって楽しいこともあるから」と悩んでいる 逆に言えば一緒に過ごす殆どの時間には何かしらの問題があるということです。何らかの理由で別れるのが怖いと論理的な思考ができなくなり、別れない方向で自分を納得させがちです。こういった時はなぜ別れるという選択が怖いのかを考えましょう。例えば結婚されている方だと別居に伴う金銭的な不安、お子さんへの罪悪感、周りからの評判などが考えられます。周りの信頼できる人や専門家に相談するなどして不安をなるべく取り除いた上で、じっくり正面から今の関係について考えてみて下さい。

相手がカウンセリングを一緒に受けてくれない自分たちなりにいろいろな努力を数年続けても関係が改善しない場合、カップルカウンセリングを受けることが最終手段になることがあります。その際、自分は受けたくても相手が頑なに拒む場合は、相手にカウンセリングについての理解が十分ない可能性以外にもっと重大な問題があります。「もう他にこの関係(または家庭)を救えそうな手段がない」といった危機的状況で、自分の一番大切(であるべき)な人が解決方法を提案した際に「他人にプライベートな問題を話したくない」などの些少な理由で協力を拒否するというのは、すでにパートナーとしての役目を放棄しているということです。

もし思い当たることがあれば、とにかく一人で悩まないで周りの誰かに相談しましょう。

 

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