Vol. 18 ちょっとの習慣が気分を晴れやかに!

 

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近年問題視されている生活習慣病といえば糖尿病、心臓病などが挙げられますが、不健康な生活習慣が悪化させる病気としては精神疾患も挙げられます。健康的な食生活や適度な運動の他にも、気をつけておきたい点は沢山あります。
タバコ、コーヒーは不安を強くする不安症やパニック障害で私のクリニックにいらっしゃる患者さんは、多くの方が喫煙していたり、コーヒーなどのカフェイン入り飲料を多く(1日2~3杯以上)摂っていたりします。ニコチンもカフェインも覚醒作用があり、すでに神経が緊張状態にある不安症の方は、症状を悪化させる可能性がとても高く、できる限り控えなければなりません。「タバコを吸うと安心する」「コーヒーがないと落ち着かない」というのは、ニコチンやカフェインの禁断症状を抑えたとき「気分が落ち着いた」と勘違いしてしまうからなのです。

猫背は鬱をひどくする背中が丸い人は、見た目からして暗そうな感じがしますが、実はそうした姿勢をしている本人も、そのような気分に陥りやすいことが最近の研究でわかってきました。誰しも落ち込むと頭を垂れて姿勢が悪くなりがちですが、これがさらに気分を悪化させ、鬱の悪循環に陥ります。

睡眠不足は認知能力、気分に影響を与える睡眠不足は記憶力に影響を及ぼすだけでなく、さらに計画力、判断力、感情の抑制力なども低下させます。すると様々な失敗や問題が起こりやすくなり、身体も疲労しているので、ちょっとしたストレスでも鬱や不安などの症状が出やすくなります。それがさらに睡眠障害を引き起こし、改善の難しい症状の悪循環になってしまうので十分注意が必要です。

こうしてみると、人間の心理状態は様々なことに影響を受けやすく脆い、という印象を受けますが、反対に言えば悪化を予防、改善するのは難しくないということです。ここ一番勇気が欲しい時や落ち込んだ気分を払いたい時は、しゃんと背筋を伸ばせば気分も高揚し、自ずと自信も湧き上がってくるでしょう。

 

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