キャシーの日々ハッテン day.2

虹色の新生活はどこ?

(2011年07月15日記事)

オープンにゲイブログを3年も書いていると、たまにゲイやレズビアンの留学生やワーホリの人からメールが届く。「ゲイバーに行きたいんですが、どこにあるかわかりません」とか「レズビアンの友達はどこで作ればいいですか?」とか、けっこう切実な話である。

トロントはゲイの街として知られているようで、虹色のゲイライフを求めに来る人は多い。キャシーもその1人だ。しかし、日本では自称プロのゲイだった自分でさえトロントに来たばかりの頃は苦労した。英語はできないし、ゲイタウンに行っても誰も話しかけてくれない。一緒にお茶をするゲイ友達さえ見つけられなかった。トロントのゲイコミュニティは冷たいもので、イケメンな上に、英語も堪能じゃないと相手にされないのである。

そんなキャシーは友達を探して、ネットで見つけたソーシャルグループにいろいろ参加した。そんな中で、英語ができなかったキャシーを唯一優しく迎え入れてくれた場所はQueer Asian Youthである。アジア系のゲイやレズビアン、トランスジェンダーの若者が集まるこのグループは、言葉が通じない苦痛を理解してくれた。ここで知り合った人たちは親友と呼べる存在になったし、このグループで男の口説き方やセーファーセックスなど大切なこともたくさん学べた。

人生とは面白いもので、それから3年経った今、キャシーは仕事としてこのグループのコーディネーターとなった。自分が助けてもらった分、トロントで居場所を探している若者たちのために働いてるわけである。新しい国で、新しい言語で、新しい生活を切り開くのは大変だ。だからこそ、笑いも悩みも共有できる居場所って大事。