キャシーの日々ハッテン day.31(2012年9月21日記事)

レストランでから騒ぎするゲイ

 今付き合っている彼はとてもグルメで、二人であまり知られてない隠れ家的なレストランによく行ったりする。ただ、そういったお店が必ずしもゲイフレンドリーだとは限らない。エチオピア料理やペルシャ料理のお店に入るときなんて、何かあったわけでもないのに、つい身構えて彼氏と頑張って“友達同士”のように振る舞ってしまう。トロントでゲイだという理由で追い出されることもないとは思うが、それでサービスが悪くなることも珍しくない。キャシーが常連の韓国料理店があって、そこのおばちゃんとはとても仲良しで、行く度に何かおまけをしてもらっている。何事もタダではなく、そのおばちゃんは「あたしの娘は美人で独身だけど、興味ない?」と営業活動も欠かさない。さすがに「興味ありません」と言うわけにもいかず、いつも苦笑いでやり過ごす。言うまでもなく、このレストランでもうちの彼とは“友達同士”だ。いっそのこと、いつものように手を繋いでラブラブしてればいいのかもしれないが、それを見たおばちゃんの反応を見るのは怖い。それでいつももらっているおまけがなくなるのはもっと寂しい。
 ゲイに拒否反応を示しそうな人に限って、意外にゲイフレンドリーだったということもよくある。社会の中のステレオタイプに惑わされ、肩に力が入りすぎては、勝手な先入観で大事なことを見落としてから騒ぎしてしまう。そのおばちゃんの前で彼と手を繋いだとしても、案外「やだー!なんで教えてくれなかったの?娘まで紹介しちゃって恥ずかしいじゃない!」ともっとおまけをしてくれたりする可能性だってある。それでおまけをもらえなかったときは、潔く次のレストランを探すわ。


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