キャシーの日々ハッテン day.36(2012年12月7日記事)

ステキなおじいちゃんゲイになりたい。

 子供の頃、大人になったらどんな風になるのかよく考えた。大人なのか怪しい年齢に達した今、自分がこれからどう年齢を重ねて行くのかよく考えるようになった。ゲイとしてオープンに生きると決めた日から、フツーに結婚して、子育てして、孫の顔を待ちわびるなんてテレビドラマのような人生を送る予定はなくなった。しかし、ゲイとしてこのままおじいちゃんになったらどうなるのかさっぱりわからない。
 何かとクラブやバーが中心になっている都会のゲイライフを見渡しても、お洒落に着飾った若い人たちばかりが目立つ。大企業に就職して、ゲイライフから離れてキャリアに没頭するゲイもいれば、彼氏と結婚して郊外に引っ越すゲイもいる。しかし、それでも目に見えて年配のゲイが周りにほとんどいない。自分も将来そうやって見えなくなるのかと思うと、少し不安にもなる。もちろん、必死に若作りしてクラブで毎週踊りたいのかというと、それはそれで避けたい。「将来相手にされなくなるから、今のうちから美容や肉体に気をつけなさい」と言う人もいるが、いくら見た目が魅力的だからって、そんなもの年齢とともに衰えて行く。50代に入ってからも、20代のゲイたちと張り合い続ける自分は見たくない。それよりも、いかに人間として成熟して行けるのかが大事なのではないのか。
 そんなゲイコミュニティにも輝くおじいちゃんたちはいる。好きなことに一生懸命になって、パワフルに生きている彼らを見ると、不思議と希望が持てる。毎年誕生日が近くなると、今年は去年よりどれだけ成長できたか振り返る。これからも一歩ずつ前に進みながら、自分がゆっくりステキなおじいちゃんに成熟できるように心がけるわ。


<「キャシーの日々ハッテン」一覧へ

<コラム一覧へ