キャシーの日々ハッテン day.40(2013年2月1日記事)

両親にはカミングアウトをするべきか

「私たち、今年結婚するの!」と嬉しそうに発表する友達のゲイカップルは、まだ両親にはカミングアウトをしていない。既に彼氏と同棲して数年が経つ彼は、うまいこと両親にバレないようにしてきた。このまま、内緒で結婚式もあげるのかと思えば、両親にはこれから打ち明ける予定らしい。彼の両親の立場を想像してみてほしい。ある日、急に自分の子どもから「実はゲイなんだ」と打ち明けられ、「もう3年も同棲している彼がいるんだ」と追い打ちをかけられ、そのまま「半年後に結婚式をあげるから来てほしい」ととどめを刺される気分はどんなものだろう。人によっては驚きのあまりに失神しかねない。

ゲイの間では両親にカミングアウトをしないのが親孝行だと考える人が多い。親に自分がゲイだと打ち明けて、余計な心配をかけたり、泣かれたり、縁を切られたりするよりは、上手に隠して波風立てない方がどちらも幸せという考え方だ。その一方で、将来的にカミングアウトをしようと考えている人や隠しきれないところまで来ている人も多いし、もちろん既に両親にカミングアウトした人も多い。一番近い存在だからこそ、ずっと隠し続けて来た秘密を打ち明けるのは難しい。自分が母にカミングアウトした日に心臓がどれだけバクバクしたか、今でも鮮明に思い出せる。

それでも今は母に言って良かったと思っている。自分のパートナーを紹介したり、人生の大切な瞬間を共有できる幸せは大きい。結婚式に両親を呼びたい彼の気持ちもよくわかる。ただ、打ち明けるなら秘密が小さいうちにした方がきっと両親への負担も少ない。うちの母なら半年じゃダイエットが間に合わずにドレスが入らないと怒っていたところだ。


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