キャシーの日々ハッテン day.80(2014年10月3日記事)

初恋の味と浮気性

常連のジュース屋さんでスムージーかシェイクで迷っていたら、チェックのシャツとブルーのネクタイで格好良く決めたお兄さんが入ってきた。横目でちらりとチェックすると、彼がこっちを見ていることに気付く。自分越しに何かを見ているんじゃないかとあたりを見渡すが、特に何もない。挙動不審にならないよう、彼の方にもう一度振り向くと、彼と目が合って微笑みかけられた。そんな甘いスマイルに心がとろけた。

結局スムージーもシェイクもやめて、絞り立ての野菜ジュースを買ってお店を出た。外からガラス越しに彼を見ると、もう一度目が合った。彼は同じように微笑んでいた。

家に帰ってそれを彼氏に話すと、「これで何度目だよ…」と呆れ顔。彼曰く、あたしは優しくされるだけで気があると勘違いするという。個人的にはポジティブシンキングということにしたい。ジュース屋さんにいた彼がキャシーに気があったのか。またはただ笑顔の絶えない人なのか。もしくはあたしの顔に何かイタズラ書きでもあったのか。そんなことはもうわからない。それでも、一瞬のドキドキを味わえたことがささやかな幸せだ。

一方、友達の中にはそれを浮気性と呼ぶ人もいる。「彼氏がいるんだから、道端でイケメンがいても見るのはNGだよ」というルールもあるというが、散歩がてらに2人してイケメンチェックをするうちのカップルは少数派なのだろうか。

思春期の頃は初恋に心が燃えて、ドキドキと甘酸っぱい気持ちで胸がいっぱいだった。年を重ねるにつれて、そういう気持ちを感じることは減ってきた。別に倦怠期とか、付き合っている彼氏に不満があるわけではない。ただ、たまには情熱的でランダムな道端の出会いも楽しみたいだけだ。ファンタジーは人生のスパイス。「もしかしたら…」という甘酸っぱい気持ちはいつまでも感じたい。


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