第2回目 トロント市だと2 倍!? 不動産所得税

2014年4月のToronto Real Estate Borad(TREB)の取引総数は9706件となり、2013年同月比で+1.8%の微増、平均価格は$577,898.- で+10.1%となりました。リスティング登録件数は-8.4%と、相変わらず低いレベルでの推移が続いています。マーケットに出てから売れるまでの平均日数は前年同月比-13%となり、マーケットの動きが更に速くなっています。

この傾向はこれからも続くと予想されます。特にこれまで“グレーゾーン”と見られて来たエリアの開発が進み、未だ比較的安価な物件が売りに出される事もあり、激しい購入競争が繰り広げられています。その結果として不動産価格を押し上げられる事になる訳ですが。物件タイプ別に平均価格を見ますと、セミ・デタッチ(準独立住宅)の+11.6%をトップにデタッチ(一戸建て)、タウンハウス(集合住宅)と全て+10%以上の伸びを記録しました。しかしコンド・アパートメントは+2.9% のみに留まっております。コンドを更に地域で分けると、トロント市内は+1.8% とその他GTA は+8.1% となっており、トロント市内のコンド価格の上昇率が低く抑えられている事が伺えます。コンドに関しては別の機会に詳しく検討しましょう。

さて今回は、不動産取得税についてお話をさせて頂きます。お家購入時の予算として、クロージング時点で購入金額以外に用意しておかなければいけないものが幾つかあります。その中でも特に大事なのは不動産取得税(Land Transfer Tax)です。残念ながらトロント市の場合は市レベルと州レベルの2段階で課税される事になり、その分課税金額も大きくなってしまいます。例えばトロント市外に50万ドルのお家を購入した場合$6475の不動産取得税が州によって課税されますが、トロント市内で同じ金額のお家を購入すると更に$5725が市によって課税され、合計$12200と倍近くなってしまいます。

そこで初めてお家を購入される方の負担を軽減する為に、不動産取得税の一部免除プログラムが政府により提供されています。この免除プログラムを利用するには、不動産購入者は18 歳以上であり、購入後9か月以内にそのお家に居住しなければなりません。また、お家の購入は初めてである事が条件となります。この条件はカナダ国内のみならず全世界に適用されますので、例えば日本でお家を購入した経験があるがカナダでの購入は初めて、と言った場合には適用されませんのでお気をつけ下さい。パートナーとご購入の場合は、パートナーのどちらかが初めての購入であれば免除プログラムを利用できる可能性があります。詳しくは、購入時に不動産弁護士とご相談されることをお勧めします。


 

 

 

 

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