お手盛りの床面積にご用心

2015年3月のTREB取引総数は8,940件で、2014年3月の8,052件から+11.0%となりました。平均価格は$613,933となり、昨年同月比で+10.0%と大きく上昇しています。リスティング数は当月内の新規リスティングが+5.5%となりましたが、有効リスティング数は-7.5%となり、物件不足の傾向が続いています。売却までの日数は昨年同月比で-4.8%で、春のマーケットが活発になるにつれスピード感を増して行くと予想されます。

物件タイプ別に平均価格を見ますと、デタッチ(独立住宅)の+10.9%をトップにタウンハウス(集合住宅)が+9.7%、セミデタッチ(準独立住宅)が+9.2%、コンドアパートが+4.3%と並びました。コンドアパートの上昇率が低いのが目立ちますね。特にトロント市内では+3.3%と、その傾向が強いです。今後を注視して行きましょう。市内のコンドタウンハウスは+13.1%と大きな伸びを見せています。

さて今回は床面積(Square Footage)についてお話しましょう。ビルダーは規定上、建設する物件で提示する床面積の2%までの誤差を許されています。ただし誤差が2%を超えた場合にも、ビルダーに対し一切のペナルティは課されません。それが、お手盛りの床面積が横行してしまう原因にもなっているとも言われています。買い手は2%を越した分に関しては、価格調整を求める事も可能ですが、残念ながら同意しないビルダーが多いでしょう。また、床面積の算出は壁の内側からなのか壁を含んでされているのか、柱部分はどうなのか明確にされていない場合が殆どで、責任追及を難しくしています。

誤差があまりにも大きい(例えば10%以上)場合にはビルダーを訴える事も可能ですが、結果に保証はありません。また訴訟は、お金と時間がかかるプロセスでもあります。中古物件の購入をお考えの場合には、リスティングエージェントに床面積とその根拠を確認しておくと良いでしょう。専門家が作成した当該物件のフロアプランがあれば、その誤差は比較的小さく、実面積に近いと思われます。但しその数値にも数%の誤差が含まれるであろう事は理解しておきましょう。

数値の出どころが定かでない、もしくは比較的大きな誤差があると思われる、などの場合には、一番確かなのは自分で測ることです。これは自分で確認可能な情報の範疇(はんちゅう)に入ります。大抵のリアルターならば巻尺は持ち歩いておりますし、物件の見学時に床面積でなくとも間口や間取り、天井の高さなどを確認しておくと良いです。家具の配置などを具体的に考えられます。レーザを使った小型計測器もありますね。詳しくは担当リアルターにご相談下さい。

 

 

 

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