古い配線Knob & Tubeワイヤリングって?

2015年5月のTREB取引総数は1万1706件で、14年5月の1万1013件から+6.3%となりました。平均価格は$649,599で、昨年同月比で+11.1%と大幅に上昇しました。リスティング数は新規リスティングが-0.8%、そして有効リスティング数は-10.1%となり、物件数の不足が顕著です。売却までの日数は-14.3%で、マーケットは更に加速しています。

物件タイプ別に平均価格を見ますと、デタッチ(独立住宅)が+14.0%と大きく上昇したのを筆頭に、セミデタッチ(準独立住宅)が+11.1%、タウンハウス(集合住宅)が+10.7%、コンドアパートが+5%の順に並んでいます。特筆すべきはトロント市内のデタッチ価格で、+18.2%と大きく上昇しました。今後もこの傾向は続きそうです。ちなみにコンドアパートの伸びは市内で+5.0%、市外で+3.9%となっています。

さて今回は電気の配線Knob & Tubeワイヤリングについてお話しましょう。このタイプのワイヤリングは北米では1950年代まで使用されていました。現在では米国で、規定された特別な条件下でのみ使用が許可されています。このシステムは2つのワイヤーによって構成された回路で、絶縁にセラミック製のKnobとTubeが使われている為、この名称で呼ばれるようになりました。50年代かそれ以前に建てられた家で、電気系統をアップデートされていない物件では、現在でも多く見かけます。もしも購入をお考えの物件で、住宅検査(Home Inspection)によりKnob & Tubeが発見された場合、このワイヤリングの除去費用を予算に組み込むなどしておく事をお勧めします。インスペクターに詳細を確認するのも有効です。

このワイヤリングは本来危険なものではありませんが、古くなり絶縁状態が悪くなった箇所が建物の断熱材と接触していると、出火原因となり得る可能性があります。もしも売り手との交渉が可能な状態ならば、売り手の責任で物件引き渡しまでにこのワイヤリングの除去を契約条件として組み込むのも手でしょう。また除去作業を始めた後に、住宅検査で発見された以外にも見つかる可能性があります。壁を開けてみないと範囲がわからない部分がある訳ですね。

このワイヤリングがあると、保険会社に家屋保険が拒否されるなどの問題が起こり得ます。例え保険がかけられても、保険会社側に指定された日にちまでにワイヤリングの除去をする事が条件となる場合がほとんどです。除去は専門家に依頼する必要があり、そのコストは数千ドルから、除去範囲によっては1万ドルを大きく上回ることもあります。詳しくは担当リアルターにご相談下さい。

 

 

 

<教えてHOMEズ一覧へ

<コラム一覧へ