トロント市外でも 二重取得税!?

2015年10月のTREB取引総数は8,804件となり、2014年10月の8,510件から+3.4%の増加となりました。これはTREB記録史上、10月としては最高の記録です。平均価格は$630,876で、昨年同月比で+7.3%の上昇。リスティング数は新規が-0.4%、有効リスティング数は-7.5%と減少してます。相変わらずの物件不足で需要と供給のバランスが取れておらず、激しい競争が価格を押し上げています。平均売却日数は-12%と短縮され、マーケットが早いペースで動いているのが見て取れます。平均価格を物件タイプ別に見ますと、セミデタッチ(準独立住宅)が+11.6%、タウンハウス(集合住宅)が+9.8%、デタッチ(独立住宅)が+9.2%、コンドアパートが+3.9%の順で並びました。コンドアパートは市内が+4.2%、市外が+3.0%となっています。

さて今回はLand Transfer Tax(不動産取得税)を巡る最近の政治的動向についてお話ししましょう。前にもお話しましたが、この税金は不動産取得時に取得者(買い手)に課せられるもので、州の税金です。オンタリオ州では、トロント市のみが独自の不動産取得税を課す事が許されております。例として$500,000の不動産を購入した場合、州の不動産取得税は$64,675となりますが、その不動産がトロント市内にある場合には、更に市の不動産取得税$5,725を払う事になります。当然、購入金額が高くなればなるほど取得税額も上がり、トロント市内では二重取得税が$100,000を超えるケースも珍しくありません。このような二重課税を避けるため、マーカム市やヨーク地区などの郊外の不動産購入を選ぶ人も少なくありません。

しかし先の選挙が自由党の圧勝に終わって以来、オンタリオ州政府は州内の各市町村がトロント市のように独立した不動産取得税を課せるようにすべきか検討を開始しています。結果いかんでは、不動産購入に大きな影響が有り得ると予想されます。今後の動きを注視していきましょう。

 

 

 

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