需要の高まる幅の狭い物件

2015年12月のTREB取引総数は4,945件となり、2014年12月の4,418件から+11.9%のアップとなりました。これはTREB記録史上12月の取引総数では2番目となる高い数字です。新規リスティングは+8.4%でしたが有効リスティング数は-10.7%と減少しており、マーケットの購買意欲と合わさり買い手にとっては未だ厳しい競争が続いている模様です。平均売却日数は-9.4%となりました。物件タイプ別の平均価格はセミデタッチ(準独立住宅)の+15.0%を筆頭に、デタッチ(独立住宅)が+11.9%、タウンハウス(集合住宅)が+8.8%、コンドアパートの+4.2%の順に並びました。特筆すべきはセミデタッチで、トロント市内では+20.8%を記録しています。市外では+9.8%でした。また2015年の平均価格と累計取引総数は$622,217と101,299件で、2014年と比較してそれぞれ+9.8%と+9.2%と大きく上昇を果たしました。一年を通しマーケットが堅調に推移した確証でもあります。

さて今回はSkinny Houseについてお話しましょう。土地価格の上昇が続くなか、比較的安価な郊外に移る人々が多く見受けられます。それでも市内の戸建て需要は高まり続け、それに対応するため、12ft(約3.7m)程度と従来より幅の狭い物件が登場し始めました。元々ある土地の一部を分割して立てられたり、デタッチを割ってセミデタッチにするケースなどです。これらは、郊外の大きな家よりも便利な、市内の小さな家を求める買い手向けのものです。まだまだ一般的とは言えませんが、マーケットが暫く伸び続け需要がある限り、Skinny Houseは増加傾向にあると見られています。現時点では特殊なケースではありますが、ダウンタウンの東側では幅8ft(約2.4m)のデタッチも姿を現しました。幅が狭いため独特な空間となりますが、内装や付帯設備はアップデートされており、十分に生活可能です。このような物件が今後どのように受け入れられるのか、興味深いところです。

 

 

 

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