バンクーバーの不動産税は トロントにも影響?

2016年8月のTREB取引総数は9,813件となり、昨年8月の7,943件から+23.5%と非常に大きな上昇を果たしました。2016年8月の平均価格は$710,410となり、昨年8月の$603,534から+17.7%とやはり大きくアップしています。それと比較し新規リスティング数は-1.2%、有効リスティング数に至っては-37.8%と3分の1以上減少しています。物件不足の傾向はまだまだ続いているようですね。需要と供給が大きくバランスを欠いた状態であるのは間違いありません。平均売却日数は昨年同月比で-21.7%と、マーケットはスピードを保って推移しています。物件タイプ別に平均価格を見てみますと、デタッチ(独立住宅)の+21.5%をトップにタウンハウス(集合住宅)が+17.7%。セミデタッチ(準独立住宅)が+17.6%、最後にコンドアパートが+9.8%の順に並びました。

さて今回は8月2日から施行された、バンクーバーの外国籍バイヤーをターゲットにした不動産税の15%上乗せについてお話しましょう。データから見ると、8月のバンクーバーのデタッチの売却数は2010~2014年の平均値と比べ50%ほど落ち込みました。コンドやタウンハウスは多少スローダウンしたものの、取引数自体はあまり変化は無いようです。法律施工以降も、価格は大きく落ちたようには見えません。マーケットの動向を見極めようと、逆に地元のバイヤーが待ちに入った影響があるとの意見もあります。マーケットの方向を判断するには、更に長期の観察が必要となるでしょう。この税の15%上乗せにより、外国籍バイヤーがバンクーバーを避けトロントに押し寄せて来たと言う事は、今のところ無いようです。確かにトロントを狙って来る外国籍バイヤーは増加傾向にあると思われますが、それはこの法律の施行以前から見られています。現時点でのトロントのマーケットへの影響は限定的であり、バンクーバーにおいてもマーケットを冷ますほどにはならないかとの見方もあります。

 

 

 

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