厳しくなったモーゲージ

2016年9月のTREB取引総数は9,902件で、2015年9月の8,147件から+21.5%と大きく伸びました。2016年9月の平均価格は$755,755となり、昨年9月の$627,867から+20.4%とこれも大幅な上昇を果たしました。それと対照的に、新規リスティング数は-5.6%、有効リスティング数などは-36.6%と前年同月の3分の1を超す大幅減少でした。物件不足とそれに伴う価格の高騰が購入への壁になっているのは間違いありません。平均売却日数は昨年同月比で-27.3%と、マーケットの動きは早く活発です。物件タイプ別に平均価格を見てみますと、デタッチ(独立住宅)の+23.6%を筆頭にタウンハウス(集合住宅)が+21.8%、セミデタッチ(準独立住宅)が+18.8%、コンドアパートが+9.3%の順に並びました。

さて今回は先日政府の発表したモーゲージに対する新たなルールに関してお話しましょう。このルールの一部は今月17日から施行され、発表後極めて短期で開始されました。新ルールは幾つかのエリアをカバーしていますが、主要住宅を売却した場合のCanada Revenue Agency(CRA)への届け出義務は、本来ならば主要住宅のキャピタルゲインに対する非課税の権利の無い外国籍バイヤーによる制度の悪用を防ぐのが目的と推察されています。また20%以下の頭金で購入を検討するバイヤーは、以前より高めの住宅ローン率、そして住宅ローン及び住宅税など関連費用が収入の39%以内にするなど、以前より厳しい条件を満たさなければモーゲージを組むことが難しくなります。20%かそれ以上の頭金のあるバイヤーにおいても同じことで、政府は不動産購入による無理なローン返済、そしてデフォルトの発生を避けるための手を打っていると見られています。これらルールが果たしてマーケットにどんな影響を与えるかは、一定期間が経たねば確定的なことは言えません。今後のマーケットの動向及び推移を注意深く見守って行きましょう。

 

 

 

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